中国長沙税関、アリ6種145匹を押収 ぬいぐるみから発見

中国長沙税関、アリ6種145匹を押収 ぬいぐるみから発見

2日、長沙郵便局税関が押収したアリ。(長沙=新華社配信)

 【新華社長沙4月9日】中国湖南省長沙税関所属の長沙郵便局税関がこのほど、輸入小包3個から生きたアリを発見し押収した。押収したアリは6種145匹で、鑑定でいずれも中国には自然分布していない種であることがわかった。

中国長沙税関、アリ6種145匹を押収 ぬいぐるみから発見

2日、小包に入っていたぬいぐるみと押収したアリ。(長沙=新華社配信)

 検査画像で異常を発見した職員が小包の開封検査をしたところ、縫い合わせた痕跡のある古いぬいぐるみが複数入っており、生きたアリの入った試験管が19本隠されていた。ペットとして密輸を図ったものとみられる。

中国長沙税関、アリ6種145匹を押収 ぬいぐるみから発見

2日、長沙郵便局税関が押収したアリ。(長沙=新華社配信)

 長沙税関によると、外来種による危害は甚大で、感染症のまん延や生物多様性の破壊を招き、生態系や農業生産の安全に大きな危険をもたらす可能性がある。(記者/張玉潔、林建傑)

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