石割桜ほころぶ 岩手・盛岡

春の暖かさを受け8日開花した石割桜

 盛岡市内丸の盛岡地裁敷地内にある国の天然記念物・石割桜が8日、開花した。ほころんだ10輪以上の花びらが、訪れた人たちに春の訪れを感じさせている。

 盛岡地方気象台によると、同日の盛岡は、全般に曇天ながら最高気温が平年を10度以上上回る22・8度を観測し、5月下旬並みの暖かい一日となった。

 同地裁には多くの人が立ち寄り、薄紅色のかれんな花を見つけてはカメラやスマートフォンで写真を撮る姿が見られた。

 花こう岩の割れ目から木の幹が伸びる石割桜は、樹齢が360年以上と推定されているエドヒガン。今週末には見頃を迎えそうだ。

© 岩手日日新聞社