飲酒運転ゼロめざす 根絶計画策定

飲酒運転ゼロめざす 根絶計画策定

 飲酒運転の根絶を目指そうと、千葉県や県警などで構成する協議会は、達成すべき目標や具体的な取り組みを盛り込んだ「飲酒運転根絶計画」を策定しました。

 県の飲酒運転根絶計画は、2023年6月に改正された「飲酒運転の根絶を実現するための条例」に基づくもので、県と県警、市町村、それに関係団体で構成する、県飲酒運転根絶連絡協議会が策定しました。

 計画は、2024年度から2028年度までの5年間を計画期間とし、「飲酒運転はしない、させない、許さない」という意識の定着を図るため、教育や知識の普及、啓発活動などを推進することを基本方針としています。

 また、飲酒運転による死亡事故の件数と公職にある人の飲酒運転件数は、いずれも毎年度0件を目指すことなどを目標に掲げました。

 具体的な取組みには、運転代行の利用促進に向けた取り組みの強化や、運転初心者が多く、お酒を飲むこともできるようになる、大学生への講習会の開催などを盛り込んでいます。

 県内では、2021年6月に、飲酒運転のトラックにはねられ下校中の児童5人が死傷する事故が起き、それ以来、県や県警などが対策を進めていますが、飲酒運転は後を絶たない状況です。

 熊谷知事は、4月4日の定例会見で、八街での事故を踏まえ、今回の計画については、次のように述べました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「2021年に八街市での痛ましい事故があった。絶対我々としては忘れてはならない。飲酒運転の根絶に向けて県民総ぐるみで目指して取り組んでいくという、そういう決意をしっかりと示せる計画になったと思う」

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