寂聴さんが強い関心 インドとの関係性を紹介する特別展はじまる【徳島】

徳島市出身の作家・瀬戸内寂聴さんが生前、強い関心を持ったインドとのつながりを紹介する企画展が、4月9日から徳島市で始まりました。

この企画展は、徳島市出身の作家で僧侶の故・瀬戸内寂聴さんと、仏教発祥の地インドとの繋がりを紹介しようと、県立文学書道館が開きました。

会場には、インドを旅行した時の寂聴さんの写真や、取材ノートをはじめとする資料など約80点が展示されています。

寂聴さんは釈迦を人としてとらえ、小説にしました。

その小説「釈迦」では、80歳を迎えた釈迦が老いに苦しむ姿が描かれ、企画展では、寂聴さんがこの小説を完成させるまでの過程が詳しく紹介されています。

県立文学書道館・和田 輝 主事インター

「ぜひ来られた方には、1人の作家が1つの作品を完成させるまでに

これほどの経験というものを蓄積したうえで

作品が出てくるというところを感じてもらいたい」

特別展「寂聴とインド」は526日まで徳島市の県立文学書道館で開かれています。

© 四国放送株式会社