前橋みなみモール 自動運転バスの実証実験開始 群馬・前橋市

群馬県前橋市の大型商業施設で渋滞対策や施設を巡る手段としての有効性を検証しようと自動運転バスの実証実験が9日始まりました。

実証実験を始めたのは群馬大学から生まれたベンチャー企業の日本モビリティです。商業施設の並ぶ前橋みなみモールの一部にルートを設けました。渋滞対策や施設を巡る手段としての有効性を検証するのが目的です。

使用するのは「Magicar(マジカー)」と名づけられたEV=電気自動車の自動運転バスです。このバスは、県のデジタルイノベーション加速化補助金を活用して開発されました。運転席やハンドルが無く、バスの外側に設置された4つのセンサーやGPSアンテナによって事前に設定したルートを時速20キロ以下で自動走行します。

9日には運転手が乗車して監視をしながら走行する自動運転のレベル2で運行されました。このため駐車場への出入りは手動で、道路の走行は自動運転となりました。車内に座席は4つあり、事前に予約をした人が体験乗車に参加していました。

この実証実験は4月17日まで行われ、自動運転バスに乗るには事前の予約が必要です。

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