パイオニアは4月8日、モビリティ関連サービスの開発・運用を支援するサービス「Piomatix(読み：パイオマティクス)LBS」で、「カーボンニュートラルAPI」、カーナビアプリ「COCCHiホワイトレーベル」など新サービス7種の提供開始を発表した。
「Piomatix LBS」は、オープンプラットフォーム化された位置情報サービス(LBS)で、API、ソフトウェア開発キット(SDK)を取り揃えて顧客に提供している。顧客は、自動車メーカーやフリートマネジメントシステムを開発するサービスプロバイダーなど幅広いモビリティ関連事業者。パイオニアはカーナビ開発で培った知見をサービス開発に生かしてきた。
提供を始めた新サービスのうち、「カーボンニュートラルAPI」は、「EVルート探索」「到達可能範囲」「充電スポット検索」「CO2排出量算出」の4種で構成される、EV導入の課題を解決するためのAPI。
「COCCHiホワイトレーベル」は、パイオニアのアプリ「COCCHi」(コッチ)をホワイトレーベルで提供する。自動車のメーカーやディーラー、レンタカー・カーリース事業者などが自社ブランドのカーナビアプリとして使うなどの用途を考えている。
パイオニアは、「Piomatix LBS」で、パートナー企業として地図提供のゼンリン、顧客向けサービス開発のソニックスと提携。今後、パートナー企業をさらに拡充する予定という。
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オーディオ製品やカーナビゲーションで知られるパイオニア。1938年創業の同社は今、強みのモノづくりとソリューションサービス(コト)を掛け合わせた事業の強化に尽力している。常務執行役員で、モビリティサービスカンパニー(以下、MSC)のCEOほかを管掌する細井智氏にMSCの戦略を聞いた。ナビ、ド...
