オリオールズの超有望株ホリデイがメジャー昇格 米メディア報道

ボルティモアの「ジャクソン・ホリデイ時代」がいよいよ幕を開ける。日本時間4月10日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、オリオールズの超有望株ジャクソン・ホリデイのメジャー昇格が決まったようだ。ホリデイは米公式サイト「MLB.com」を含め、各媒体のプロスペクト・ランキングで全体1位に選ばれている超有望株。オープン戦で好成績を残しながらも開幕はマイナーで迎えたが、マイナーでも文句なしの結果を残し、早々にメジャー昇格が決まった。

現在20歳のホリデイは2022年ドラフト全体1位指名でオリオールズに入団。昨季はマイナーA級で開幕を迎えたが、A+級、AA級を経て9月にはマイナー最上位のAAA級に到達し、4階級合計で125試合に出場して打率.323、12本塁打、75打点、24盗塁、101四球、出塁率.442、OPS.941の好成績をマークした。

今季はオープン戦で15試合に出場して打率.311、2本塁打、OPS.954と結果を残したが、「二塁の守備に慣れる必要があること」と「メジャーレベルの左腕を打てなかったこと」を理由にマイナーでの開幕が決定。マイナーAAA級ではシーズン初打席での本塁打を含め、10試合で打率.333、2本塁打、9打点、12四球、出塁率.482、OPS1.077と打ちまくっており、オリオールズは「もうマイナーでやることはない」と判断するに至ったようだ。

ホリデイのメジャー昇格が決まった背景には、開幕から二塁手兼三塁手として起用されているジョーダン・ウエストバーグの不振も関係しているとみられる。メジャー2年目のウエストバーグは日本時間4月2日のロイヤルズ戦でサヨナラ本塁打を放ったものの、ここまで9試合に出場して打率.194、出塁率.242、OPS.597と打撃不振に苦しんでいる。

オリオールズがホリデイをベンチ要員として昇格させることは考えにくいため、ホリデイは今後、二塁のレギュラーとして常時出場することになるだろう。

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