「親和性、依存性高い」 執行猶予中にまた薬物 被告の男に懲役2年 那覇地裁 沖縄

那覇地裁(資料写真)

 沖縄市内の自宅マンションで今年1月に覚醒剤を使用し、密売目的で大麻約29グラムを所持したなどとして、覚醒剤取締法違反、大麻取締法違反の罪に問われた無職の被告(54)=沖縄市=に、那覇地裁(佐藤哲郎裁判官)は8日、懲役2年、罰金20万円(求刑3年6月、罰金20万円)の判決を言い渡した。

 佐藤裁判官は判決理由で、被告が2023年10月に覚醒剤取締法違反の罪で有罪判決を受け、執行猶予期間中だった点から「覚醒剤に対する親和性、依存性が認められる」と指摘した。一方で、出所後に依存症回復支援施設での更正を目指す意向を示している点などを踏まえて減刑したとした。

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