日本は侵略の歴史を直視し反省を 「大東亜戦争」表現で中国外交部

日本は侵略の歴史を直視し反省を 「大東亜戦争」表現で中国外交部

中国外交部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京4月10日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は9日、日本の自衛隊の部隊がSNS(交流サイト)で「大東亜戦争」の表現を使ったことに関して記者の質問に答え、日本側に侵略の歴史をしっかりと直視し反省するよう求めた。

 記者:日本の朝日新聞の報道によると、自衛隊のある部隊がX(旧ツイッター)の公式アカウントで「大東亜戦争」という表現を使って投稿した。日本政府はこの表現を第2次世界大戦期に使い、現在はこれを「太平洋戦争」と呼んでいる。この行為は日本のネットユーザーの警戒を呼び、「日本帝国陸軍の復活」と評する人もいる。これをどう考えるか。

 報道官:周知の通り、日本軍国主義はかつて侵略戦争を発動し、人道に対する重大な罪を犯し、地域と世界に深刻な災厄をもたらした。ご指摘の誤った言論は、日本国民の警戒を招いただけでなく、中国を含むアジアの被害国の人々の感情を深く傷つけ、歴史の流れを逆らうたくらみが日本国内に存在することを改めて浮き彫りにした。中国は日本に対し、侵略の歴史をしっかりと直視して反省し、実際の行動によって軍国主義と決別し、アジアの隣国と国際社会の信用をさらに失わないよう促す。

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