【人気モデル・岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】3月29日第1試合 南2局0本場=勝又健志(風)、堀慎吾(サ)、浅見真紀(ド)、鈴木大介(B)
KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。3月でレギュラーシーズンを終え、サクラナイツは3位で突破することができました。1位のU―NEXT Piratesだけは抜けていますが、それ以外の5チームのポイント差はそんなにないので、セミファイナルではもう一度気持ちを入れ直して、1ポイントもロスしないように戦っていきたいです。
実はこのコラムを書いているのはセミファイナルが始まる直前ということで、今週はレギュラーシーズンの最終日に起きた珍しい一局を取り上げます。主役はチームメートの堀選手。7000点の3着目で迎えた南場の親番、配牌は9種11牌とバラバラで国士無双に向かっていきます。
分岐点は10巡目。東南西北と全てトイツになり国士なら2シャンテン、小四喜字一色のダブル役満なら4シャンテンです。シャンテン数では国士の方が上ですが、小四喜字一色だと仕掛けができます。ここで1索を切って国士を見切り、すぐに白も重ねてダブル役満3シャンテンとなりました。
一応、混老頭七対子1シャンテンですが、狙いはやはり小四喜字一色ですよね。アガれば9万6000点(親のダブル役満)ですから。大介選手からのリーチが入った直後に南をアンコにして2シャンテン、さらに白も鳴けて1シャンテンです。堀選手が欲しい牌は全て山に1枚ずつ残っており、さらに大介選手のリーチは純カラ、369索でテンパイした勝又選手はフリテンということで、期待感は大きく高まりサクラナイツの控室はもちろん大盛り上がりです。
ここで割って入ったのが、テンパイした浅見選手です。6筒4枚見えで、大介選手に当たるとしたら単騎かシャンポンしかないドラの4筒を切ってリーチで追いかけたのです。堀選手は浅見選手の当たり牌をつかんでしまい、大介選手から東をポンして小四喜字一色をテンパイしたところで放銃となってしまいました。浅見選手のリーチがなかったらダブル役満のアガリがあったかもしれなかっただけに、敵ながらアッパレと思いました。
ダブル役満のテンパイなんて今後なかなか見られないと思われるので、チームメートがアガれなくてガッカリだけど、記憶に残る一局となりました。