壷阪健登、小曽根真プロデュースのソロピアノ作『When I Sing』でメジャー・デビュー

(c)Sakiko Nomura

慶應大学卒業後に渡米し、ダニーロ・ペレスが音楽監督を務めるBerklee Global Jazz Instituteに選抜。2019年にバークリー音楽院を主席卒業し、帰国後は小曽根真が主宰する若手音楽家の育成プロジェクト「From Ozone till Dawn」に籍を置くほか、石川紅奈とのユニット「soraya」としても活動中のピアニストの壷阪健登(つぼさかけんと)。その壷阪が5月15日(水)にソロ・アーティストとして、アルバム『When I Sing』でメジャー・デビューを飾る。そして、それに先駆けて、収録曲の「Kirari」が本日先行配信された。

今回のアルバムは、デビュー作としては異例と言える、全編ソロ・ピアノによる作品。壷阪は小曽根真の勧めで2023年からソロ・ピアノでのライヴをスタート。7月にはスペインのサン・セバスティアン国際ジャズフェスティバルに出演し絶賛を浴びた。さらに11月には銀座ヤマハホールで初リサイタル「Departure」を開催するなど、国内外で注目を集めてきた。

小曽根真のプロデュースによるデビュー・アルバムは、全曲、自身のオリジナル曲で構成。ラフマニノフ、ショパンなどを思わせる楽想と、若き日のキース・ジャレットを彷彿とさせる瑞々しく鮮烈なプレイで、その才能を余すところなくとらえている。アルバムの音源を聴いた米国ヴァーヴ・レーベル・グループの社長ジェイミー・クレンツもその才能に太鼓判を押し、ジャズの名門ヴァーヴ・レーベルのロゴ使用が認められた。クラシックのコンサートホール(所沢市民文化センター ミューズ「マーキーホール」)で録音されたピアノの音色も特筆すべき美しさだ。

壷阪健登は、5月には東京フィルハーモニー交響楽団の2公演に招かれて、「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏する。また、6月27日(木)には「METROPOLITAN JAZZ Vol.04 TOKYO PIANO NIGHT」と題するコンサートに出演し、小曽根真、大林武司、シャイ・マエストロ、アマーロ・フレイタスともにステージに立つ。また、6月8日(土)にはタワーレコード渋谷店にてアルバム発売記念のミニライヴ&サイン会を開催する。

■リリース情報

壷阪健登『When I Sing』
2024年5月15日(水)発売
CD:UCCJ-2234 ¥3,300(税込)
Verve/ユニバーサルミュージック

ご予約・試聴はこちら→https://Kento-Tsubosaka.lnk.to/WhenISing

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