永瀬廉主演「東京タワー」にYOU、甲本雅裕、永瀬莉子、なえなのが出演。禁断の愛を揺さぶるキャラクターに

テレビ朝日系で4月20日にスタートするオシドラサタデー「東京タワー」(土曜午後11:00)の追加キャストが発表され、YOU甲本雅裕永瀬莉子なえなのが出演することが分かった。

「東京タワー」の原作は、2004年に「号泣する準備はできていた」で直木賞を受賞し、「きらきらひかる」「神様のボート」「冷静と情熱のあいだ」など、これまでに数々映像化された作品を送り出してきた小説家・江國香織氏の同名小説。主人公である21歳の青年・小島透(永瀬廉)と、20歳以上年の離れた人妻・浅野詩史(板谷由夏)の美しくも許されない愛を描く。また、もう1組の禁断の愛を重ねる男女である、大原耕二を松田元太Travis Japan)、川野喜美子をMEGUMIが演じる。

YOUが演じるのは透の母・小島陽子。陽子は透が8歳の時に夫の浮気が原因で離婚しており、雑誌の編集長を務めながら、1人で息子を育てている。また、年下男性との自由な恋愛を楽しんでおり、そのことで透からは冷めた目で見られている。

初共演の永瀬について印象を聞かれると、YOUは「奇麗な子ですね。あんな奇麗な息子が毎日家にいたら楽しいでしょうね。人見知りだとおっしゃっていたので、心の扉を開けてみようと思います!」と声を弾ませ、「物語なのでファンタジーではありつつも、疑似恋愛みたいなところで、どの世代の方も楽しめると思います。奇麗なだけではなく、ある種のうまみを感じていただけると俳優さんもやりがいがあるのではないかと思います」と語っている。

甲本は詩史の夫・浅野英雄に扮(ふん)する。英雄は売れっ子広告プランナーで多忙な毎日を送りながらも、妻と良好な関係を築いていたが、ある日、詩史と透のただならぬ雰囲気に違和感を覚え、ある行動に出ることを決意する。

甲本は「これは花見している場合じゃないぞ、今年の春はドロドロだぞ~と思いました」と心境を明かしつつ、「台本はどうしても読んでしまうのですが、知っていることと知らないこと、予測できることとできないことに純粋に反応しつつ、表現できればなと思ってます。とにかく意気込まないように頑張ります(笑)」と、“禁断の恋”の中で微妙な三角関係に立たされる役どころながらも、自然体で臨む。

永瀬は、透の大学の同級生で、透に思いを寄せる医大生・白石楓。透が詩史に恋い焦がれる様子を見て、楓は複雑な感情を抱く。

ドラマオリジナルキャラクターを演じるにあたり、永瀬は「永瀬さんが演じる透は、幼なじみという関係性でもあるので、友達としての距離感と恋愛感情がどう交わっていくのか、その関係性を大切に演じています。大人なストーリーの中で、大学生同士のピュアな部分が作品へいいスパイスになるよう、フレッシュな気持ちで丁寧に役を作り上げていきました」と準備に余念はない。加えて「白石楓は真っすぐな子なので、そのかわいらしさを大切に、今後も撮影を頑張りたいと思います。現場の雰囲気もとてもよく楽しく撮影しているので、放送が私も楽しみです!」と期待を寄せている。

なえなのは、耕二の彼女で、大学の同級生でもある森山由利役を担う。自慢の彼氏である耕二の心境に変化があることに、由利は次第に気付き始める。

自身の役どころについて、なえなのは「脚本を読んで、唯一の真人間はこの子だけなのかも、と感じました(笑)」としつつ、「とにかくいちずで耕ニに真っすぐな由利のいとおしさ、三角関係で荒れた感情もしっかりと表現していきたいです」と力を込める。また、「私は先日クランクインしたのですが、(由利の彼氏、耕ニ役の)松田さんのアドリブで発する言葉が、いい意味で予想を裏切ってくるので、どれだけ気持ちを入れていても普通に笑ってしまうことが今の悩みです。『 水曜日空いてる?』というセリフに、『木曜日?』と返されました。徐々に慣れていけるように、そして由利をしっかりと演じ切れるように頑張ります」と、松田のアドリブもしっかりと受け止め、真摯(しん)に演じていくことを述べている。

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