「いじめ防止へ」基本方針改定 札幌市

札幌市がいじめ防止の基本方針を改定しました。

この基本方針は、2021年に女子中学生がいじめ被害を訴えて自殺した問題を受け、調査委員会の提言を踏まえて改定の準備を進めていました。

新たな方針には「いじめの見逃しや教職員が抱え込むことを防ぐための取り組み」「アプリやタブレットなどのICTを活用して児童生徒のSOSを早期に発見・対応すること」などが明記されています。

また、市内の児童生徒1000人以上から集まった意見の一部も反映されました。委員からは「この方針を教育現場でどう運用していくか工夫してほしい」といった意見が出ました。方針改定を受けて秋元市長は「命を守ることが最優先」とした上で「学校や教育委員会の中だけでなく外部との連携が重要だ」としました。

© テレビ北海道