マカオ警察のカジノ施設パトロールでオーバーステイのフィリピン人の男1人発見…住まい提供した同郷の女逮捕

マカオ司法警察局(資料)—本紙撮影

 マカオ司法警察局は4月9日、同月8日に実施したカジノ施設対象のパトロール中にオーバーステイ状態にあるフィリピン人の男1人を発見した事案に絡み、この男に住まいを提供したマカオでドメスティックヘルパーとして就労するフィリピン人の女(44)を不法滞在者蔵匿罪で逮捕、検察院送致したと発表。

 同局によれば、オーバーステイの男は昨年(2023年)11月20日に滞在期限を迎えて以降、マカオ域内の公園やカジノを点々とする生活を送っていたが、今年2月上旬に同郷の女がSNSサイトに投稿したルームシェアの投稿をきっかけに、同月15日から毎月2000香港ドル(日本円換算:約3.9万円)を支払って女の住むマンションの一室の一間を借りることになったとのこと。

 その後、同局が当該物件で女の身柄を拘束。女は同局の調べに対し、以前のルームメイトが退去したため新たなルームメイトを募集したが、男の滞在ステータスを確認せずに部屋を貸し、これまでに1ヶ月分の賃料を受け取ったなどと供述したとのこと。

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