音楽やダンスでまちをにぎやかに 「KOBEまちなかパフォーマンス」制度はじまる 49組が登録

プレイベントには多くの人が集まり、演奏に耳を傾けた=2024年3月29日、神戸市中央区のサンキタ通り

神戸のまちなかを音楽やダンスでにぎやかに―。三宮駅前やメリケンパーク、市営地下鉄駅の周辺などにある公認会場で、資格を得て登録したアーティストが自由に上演する制度「KOBEまちなかパフォーマンス」が4月からスタートした。これまでに審査で選ばれた49組のアーティストが登録しており、21日(日)の「神戸まつり」会場でお披露目が行われる。

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同制度は、まちの魅力向上やアーティストの新たな活動機会をつくる目的で神戸市が企画。昨年末からアーティストを募集、全国から204組の応募があり、そのうち49組が動画審査と公開オーディションで選ばれた。49組の内訳は音楽40組、ダンス4組、大道芸4組、伝統芸能1組。4月1日から2025年3月末まで登録アーティストとして資格を持ち、神戸市内にある公認会場で個性豊かな芸を披露する。

公認会場は、神戸市中央区のイベントスペース「三宮プラッツ」やJR三ノ宮駅南側の神戸阪急グランパティオ、メリケンパークのほか、市営地下鉄線の妙法寺駅前広場、西神中央駅前の「プレンティ広場」など今のところ計7か所。今後も会場数は増やす方針という。

パフォーマンスの観覧はいずれも無料。市は出演者の自主的な活動と経済的自立を支援しようと、会場での投げ銭やCDなどの物販を許可している。4月下旬から開設する専用サイトで登録アーティスト自身が会場・日時予約や告知ができるシステムで、5~6月の試行期間を経て、7月から本格的に上演が始まる。

神戸市の久元喜造市長は「たくさんのアーティストがパフォーマンスすることでにぎわいが生まれ、まちの魅力が高まる」と期待を寄せている。

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