洋上風力発電事業の促進に向け青森・鰺ケ沢町の「津軽港」を整備・改修へ

洋上風力発電事業の促進に向けた動きです。青森県は鰺ケ沢町の津軽港を、事業開始後の運転・保守を担う拠点港として整備・改修する方針を固めました。

【坂本佳子アナウンサー】
「きょうも強い風が吹く鰺ケ沢町の津軽港。この風を生かした洋上風力発電の管理拠点として改修される方針が示されました」

青森県沖日本海の南側は、洋上風力発電事業の促進区域に指定され、国が現在、事業者を公募しています。

これに合わせて県は、津軽港を改修する方針を固めました。

具体的には、港内に事務所や倉庫を建設する1万平方メートルの用地を造成するほか、長さ90メートルの岸壁を新設する予定です。

また、輸送船が停泊できるように水深を4メートル程度まで掘り下げます。

【鰺ケ沢町 平田衛町長】
「風力の関連企業の立地とか、あるいは地元企業を活用することで地元の雇用創出とか、地域経済にですね、大いに波及効果が出てくるんじゃないかということで、大いにこの事業の意義もそうですけれど非常に期待もしていると」

県は、早ければ洋上風力発電事業が始まるとされる2030年6月を念頭に計画を進める方針です。

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