【セーリング470級】男女混合でパリ五輪代表入り 岡田・吉岡組が会見で喜びと意気込み

男女混合470級でパリ五輪代表入りした岡田(右)と吉岡=都内

 セーリングの男女混合470級でパリ五輪代表入りを決めた岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)吉岡美帆(ベネッセ)組が10日、都内で会見した。鎌倉市在住で2大会連続代表入りの岡田は「代表に決まって安心している」、神奈川県藤沢市在住で3大会連続の吉岡は「ほっとした。長い期間緊張していたが、接戦を勝ててよかった」と喜びを口にした。

 3月の世界選手権は3位。今月行われたプリンセス・ソフィア杯では日本勢唯一のメダルレースに進出し、9位で切符をつかんだ。

 男女別々の種目だった東京五輪ではそれぞれ7位。混合種目に変更となったパリに向け、2021年からペアを組み、昨年の世界選手権を制した。これまでの歩みに「お互いに緊張などへの感情のコントロールができて良かった」と28歳の岡田が言い、33歳の吉岡は「常に岡田選手が引っ張ってくれた」と感謝する。

 今夏の舞台は地中海に面するマルセイユ。日本勢初の金メダルを目指し、吉岡は「一つ一つステップアップして覚悟を持って臨みたい」と意気込んだ。

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