『鬼平犯科帳 でくの十蔵/血頭の丹兵衛』メインビジュアル公開 6月・7月連続放送へ

『鬼平犯科帳』SEASON1のラストを飾る連続シリーズ2作品『でくの十蔵』『血頭の丹兵衛』のメインビジュアルが公開された。

『鬼平犯科帳』は、1968年、文芸誌『オール讀物』で連載が開始された池波正太郎三大シリーズ(『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』)の一つで、累計発行部数3000万部を超えるベストセラー時代小説。1969年に初代・松本白鸚主演で初めて映像化され、以来4度映像化されている。

『鬼平犯科帳』SEASON1では、これまで、テレビスペシャル『鬼平犯科帳 本所・桜屋敷』が時代劇専門チャンネルで放送され、5月10日には劇場版『鬼平犯科帳 血闘』が公開予定。劇場版では、“若き日の鬼平”長谷川銕三郎役を市川染五郎(八代目)が演じる。

SEASON1の最後を飾る『でくの十蔵』は6月8日19時より、『血頭の丹兵衛』は7月6日19時より、時代劇専門チャンネルにてテレビ初放送される。

公開された『でくの十蔵』と『血頭の丹兵』のメインビジュアルには、炎のように燃え上がる夕日が背景に描かれ、江戸に迫る新たな盗賊との攻防を予感させるものとなっている。

あわせて公開された場面写真には、松本幸四郎演じる鬼平のほか、『でくの十蔵』では、物語のカギを握る同心・小野十蔵役の柄本時生、十蔵がひそかに想いを寄せるおふじ役の藤野涼子、そんな2人を追い詰めていく梅吉役の波岡一喜らの姿が切り取られている。

『血頭の丹兵衛』では、「殺さず、犯さず、貧しきからは盗まず」を信条とする盗賊の頭・血頭の丹兵衛役の古田新太や、その手下・小房の粂八役の和田聰宏、さらに稀代の大盗賊・蓑火の喜之助役の橋爪功らが写し出されている。

また、あわせて17年ぶりに共演する松本と古田からコメントも到着。松本は市川染五郎時代から『阿修羅城の瞳~BLOOD GETS IN YOUR EYES』(2000年)、『アテルイ』(2002年)など劇団☆新感線の舞台に出演し、古田とも親交が深いが、共演は『朧の森に棲む鬼』(2007年)以来17年ぶりとなった。

コメント
松本幸四郎(長谷川平蔵役)
本作では、平蔵がただの“鬼”ではなく、優しさがつまった、人間として魅力ある平蔵を感じられる作品になっています。
前2作品とは違ったカラーの作品になっているので、是非平蔵の生き様を感じて欲しいと思います。
そして何よりも古田さんとの共演がとても楽しみで、殺陣については自分が憧れる方なので、平蔵として相対することができてとても嬉しかったです。

古田新太(血頭の丹兵衛役)
オイラはもともと池波正太郎のファンで、作品の魅力は裏社会でも正義を貫く人達が描かれていることだと思っています。
長谷川平蔵役の松本幸四郎さんとは、今でも“染ちゃん”と呼ぶくらい旧知の仲で、今回の長谷川平蔵は、今までで一番色っぽいですかね。かっこいい染ちゃんを是非ご覧ください!

(文=リアルサウンド編集部)

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