大堀(富岡高卒)、初の五輪出場確実 バドミントン女子シングルス

大堀 彩

 バドミントンのアジア選手権が10日、中国の寧波で行われ、女子シングルスの大堀彩(27)=トナミ運輸、富岡高卒=がパリ五輪代表入りを確実にした。大堀の五輪出場は初めてで、30日付の五輪予選ランキングで最終確定する。

 アジア選手権は五輪予選ランキングの対象となる最後の大会。10日に行われた女子シングルス1回戦で大堀はベトナムの選手に勝利し、東京五輪代表の奥原希望(29)=太陽ホールディングス=は世界ランキング1位の安洗塋(アンセヨン)(韓国)に敗れた。

 この結果、大堀の獲得ポイントが奥原を上回ることが決まり、代表枠獲得の条件となっている日本勢2番手以内と五輪予選ランキング16位以内が確定した。

 大堀は会津若松市出身。富岡一中、富岡高卒。実業団のNTT東日本を経て、2016年からトナミ運輸でプレーしている。父の均さん(55)は17年3月まで富岡高、ふたば未来高の監督を務め、現在はトナミ運輸のヘッドコーチを務めている。

 パリ五輪には各国・地域から各種目最大2人、2組が出場。ランキングは昨年5月から1年間の国際大会で高ポイントを獲得した10大会の合計で決まる。女子シングルスでは、山口茜(26)=再春館製薬所=が出場を確実にしている。

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