常磐興産社長に関根一志氏 役員人事内定、西沢社長は会長に

関根一志氏(左)と西沢順一氏

 いわき市のスパリゾートハワイアンズを運営する常磐興産(いわき市)は10日の取締役会で、西沢順一社長(67)が代表権のある会長に就き、関根一志(ひとし)常務スパリゾートハワイアンズ統括管掌・CS企画部・エンターテイメント部担当(61)が社長に就く役員人事を内定した。6月27日に開催予定の株主総会と取締役会で正式決定する。生え抜きの社長の就任は2002年から13年まで務めた斎藤一彦氏以来となる。

 今回の人事の理由について同社は「当社を取り巻く環境の変化に対応し、機動的で適切な経営判断を行うため」としている。

 関根氏はいわき市出身。千葉商科大商経学部卒。1990年に常磐興産に入社し、執行役員総合企画部長や上席執行役員レジャーリゾート事業本部長などを歴任した。昨年6月から現職。

 西沢氏は東京都出身。東大法学部卒。80年に富士銀行(現みずほ銀行)に入行し、みずほ情報総研社長、常磐興産顧問、同副社長を経て2020年6月に社長に就任した。

© 福島民友新聞株式会社