中国新疆で薬用植物ニクジュヨウが収穫期 宿主の根に寄生

中国新疆で薬用植物ニクジュヨウが収穫期 宿主の根に寄生

 

 【新華社ウルムチ4月11日】中国新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠の北縁に位置するアクス地区沙雅(シャヤール)県では薬用植物ニクジュヨウが収穫期を迎え、農家の人々が掘り出し作業に追われている。

 薬用価値が高く「砂漠の人参」とも呼ばれるニクジュヨウは、乾燥に強い低木の梭梭(ソウソウ)やギョリュウの根に寄生する。同県は第13次5カ年規画(2016~20年)以降、造林・緑化と生態回復プロジェクトを継続的に推進。砂漠や砂地に生育する梭梭などの植物を13万9千ムー(約9300ヘクタール)にわたって栽培し、うち7万7千ムー(約5150ヘクタール)の宿主にニクジュヨウを植え付けている。(記者/宿伝義)

 

© 新華社