Wソックス・モンカダ 左内転筋の肉離れにより今季絶望の可能性

開幕スタメンの3番打者(ルイス・ロバートJr.)と4番打者(エロイ・ヒメネス)を故障で欠いているホワイトソックスだが、彼らに続いて2番打者(ヨアン・モンカダ)も戦列を離れることになった。日本時間4月11日、ホワイトソックスはモンカダが左内転筋の肉離れにより3~6ヶ月離脱する見込みであることを発表。モンカダは日本時間4月10日のガーディアンズ戦で2回表にサードゴロを打って一塁へ向かっていたところ、左足を痛めて倒れ込み、そのまま負傷交代。検査の結果、内転筋の肉離れが判明し、最悪の場合、このまま今季絶望となる可能性も出てきた。

現在28歳のモンカダはキューバ出身の内野手。超有望株と期待されてレッドソックスと契約し、2016年9月にメジャーデビューしたあと、同年12月にクリス・セールとのトレードでマイケル・コペックらとともにホワイトソックスへ移籍してきた。

2019年に打率.315、25本塁打、79打点、10盗塁、OPS.915の好成績を残したため、ホワイトソックスは2020年3月に5年7000万ドル+オプション1年で契約を延長。ところが、2020年に新型コロナウイルスに感染して以降、その後遺症もあって成績が低迷し、5年7000万ドルの契約に見合うような活躍を見せることはできていない。

昨季は腰の状態が思わしくなく、92試合で打率.260、11本塁打、40打点、1盗塁、OPS.730と平凡な成績。5年契約の最終年となる今季はここまで11試合に出場し、打率.282、0本塁打、0打点、1盗塁、OPS.774を記録していた。来季は年俸2500万ドルの球団オプションだが、ホワイトソックスがこれを行使する可能性は低く、モンカダはすでにホワイトソックスでの最後の出場を終えている可能性もある。

モンカダは「キャリアのなかで最もひどい痛みを感じている」と話しており、患部の状態は深刻とみられる。ペドロ・グリフォル監督はニッキー・ロペス、レニン・ソーサ、ブレイデン・シューメイクといった内野手を併用し、モンカダ離脱で空いた三塁の穴を埋めていく方針だ。

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