「11ぴきのねこと馬場のぼる展」宮城の石ノ森萬画館で開催 ユーモラスでかわいいコラボカフェメニューも

宮城県の石ノ森萬画館で、絵本と漫画の世界が融合した新企画展「11ぴきのねこと馬場のぼる展」が開催される。会期は2024年4月13日(土) ~ 6月9日(日)で、絵本作家馬場のぼるの長年愛され続けてきた代表作「11ぴきのねこ」シリーズを中心に、原画、漫画原稿、スケッチなど多岐にわたる作品群を展示する。

「11ぴきのねこ」シリーズは、好奇心旺盛で貪欲な、ちょっとずるいところもあるが、なぜか憎めない猫たちが繰り広げる物語。1967年の第一作誕生から今日まで、そののびやかな表現とユーモアあふれるストーリーで、子どもから大人まで幅広い世代に愛され続けてきた。

作者の馬場のぼるは、1927年に青森県三戸町に生まれ、幼い頃から絵を描くことが大好きでした。戦後、漫画家としてデビューし、児童雑誌で『ポストくん』や『ブウタン』を発表した。これらの作品は、手塚治虫や福井英一と共に「児童漫画界の三羽ガラス」と称されるほどの人気を博した。

本展は、人気の「11ぴきのねこ」シリーズを中心に、絵本の原画や漫画原稿、スケッチなども合わせて展示し、馬場のぼるの魅力をたっぷりと紹介。馬場のぼるの作品世界を堪能できる貴重な機会だ。

さらに、展示に連動して、スタンプラリー、記念撮影会など数々の企画が行われ、石ノ森萬画館3階の展望喫茶「BLUEZONE」ではコラボメニューの提供も。スタンプラリーは、石巻の市内のラリーポイントを巡り、地元石巻市との深いつながりを感じられるものとなっている。ぜひチェックしてみよう。

©馬場のぼる

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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