国務院台湾事務弁公室、地震被災同胞に支援の意思表明

国務院台湾事務弁公室、地震被災同胞に支援の意思表明

地震により大きく傾いた花蓮市街地のマンション。(4月3日撮影、台北=新華社配信)

 【新華社北京4月11日】中国国務院台湾事務弁公室の朱鳳蓮(しゅ・ほうれん)報道官は10日の記者会見で、台湾地区で強い地震が発生したことを受け、われわれは被災状況を注視しており、花蓮県の被災同胞を災害後の住居などの面で支援する用意があり、同胞の安全と健康、一日も早くふるさとを再建することを祈るとし、次のように述べた。

 中華民族には古くから同舟相救い、互いに見守って助け合うという良き伝統がある。両岸(中国の大陸と台湾)同胞の血は水よりも濃く、情は金よりも堅い。長年にわたり両岸同胞は、大規模な自然災害に直面すると、わが身のことと受け止め、互いに助け合い、共に困難を乗り越えてきた。

 今回の地震で国務院台湾事務弁公室はいち早く強い関心を表明し、地震で犠牲になった同胞に哀悼の意を表し、負傷した同胞に見舞いの言葉を送った。中華全国台湾同胞聯誼会(全国台聯)、中国紅十字(赤十字)会総会、台湾民主自治同盟(台盟)がそれぞれ見舞いのメッセージを送り、福建省、広西チワン族自治区などの地方台湾事務弁公室が被災地に見舞いの意を表し、北京大学、中山大学、武漢大学、廈門大学など多くの大学が被災世帯の学校に通う子どもを支援するため専用チャンネルを設け、各地がさまざまなルートを通じて台湾関係方面に寄付を行っている。

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