新年度、動物たちも「初出勤」 "ワンダフル"で"メ~ロメロ"な活動に奮闘

メ~テレ(名古屋テレビ)

新年度を迎え、動物たちが"ワンダフル"で"メ~ロメロ"な活動をスタートさせました。名古屋や岐阜では、新入社員だけではなく動物たちも、さっそく"初出勤"しています。

ゴールデンレトリバーのルークくん。元気にお散歩中…と思いきや、実は子どもの「見守り活動中」。 愛知県警中川署は、地域の人たちが犬の散歩をする際に、登下校中の子どもたちを見守ってもらおうと「中川わんわんパトロール隊」を結成しました。 中川区周辺に住む14人と16匹の犬を隊員に任命し、11日から活動を始めました。

「小学校の近くに住んでいるので、子どもたちのために少しでもお役に立てばと思い、中川署に依頼して結成されました」(中川わんわんパトロール隊発起人 東彰彦さん) 11日は、中川区の常磐小学校の下校時間に合わせ「出勤」。下校中の子どもたちは、わんわんパトロール隊員を見るとすぐに“わん”さか集まりました。 「ルークくんも意気込みがあるので『頑張ります』と(言っていると)思う」(東彰彦さん)

子どもを見守る意識向上に期待

春先は特に、子どもたちに対する声掛け事案や交通事故などが増える季節。警察は、今回の活動を通し、街全体で子どもを見守る意識が高まることを期待しています。 「散歩ついでに子どもたちを見守っていただけるということで、小学生からも安心感があるし、無理のない範囲で活躍していただきたい」(中川警察署 内田昌樹署長)

ベテランヤギも参加

一方、岐阜県美濃加茂市では── 「ポカポカ春の陽気のもと伸びた雑草を食べているのは、ヤギさんです」(原田裕理恵記者) 市内の公園でヤギさんとふれあい体験会…と思いきや、実は「雑草の除草中」。 美濃加茂市は、公園の雑草を除草する際にかかる費用削減などを目的に、2011年に「ヤギさん除草隊」を結成。11日に今年度の「初出勤」を迎えました。 2024年度は、ベテランヤギ13匹に加え、まもなく1歳になる子ヤギ、15匹も隊員に。 子ヤギも含め、一心不乱に仕事をこなしていました。

除草費用削減の効果も

市はヤギさんの活動で、2024年度は除草にかかる費用およそ1500万円を1000万円ほどに抑えることができ、予算の削減につながったとしています。 「ヤギさんは斜面歩くの得意なので、人だと危険な場所もヤギさんだと安全にできることと、ヤギさん除草することで、大人も子供も楽しく。癒しが得られるのかなと」(美濃加茂市土木課 田口光太郎さん) 「ヤギさん除草隊」は11月まで、市内の公園などで任務を続けます。 (4月11日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ+』より)

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