絵本作家が漫画家志望のリスナーにアドバイス 「続けることが必要」 リスナーの『はじめの一歩』紹介

フリーアナウンサー・清水健(写真左)、絵本作家・夏きこ(同右)

新年度を迎え、新たな生活をはじめた人も多いこの時期。関西を中心に活躍するフリーアナウンサーの清水健と、神戸を拠点に活動する絵本作家の夏きこがパーソナリティーを務めるラジオの新番組では、4日の放送で「はじめの一歩」をテーマにメールを募集。リスナーから、震災をきっかけに踏み出した道などのさまざまなエピソードが寄せられ、悩みを抱くリスナーに二人がエールを送る場面もあった。

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もともと夏は、絵本作家になる前は漫画家を目指していたそう。当初は漫画を描いていたが、自身の画力不足を感じ、デフォルメされたイラストを描くようになった。やがて「物語を描きたい」という思いが生まれたことをきっかけに、絵本作家としてのキャリアをスタートさせたという。

夏の「はじめの一歩」エピソードを聞いた清水は、「当時は意識していなくても、『あれがはじめの一歩だったのか』とあとから思い出すこともある。はじめの一歩は、何歳からでも遅くない」と熱弁した。

リスナーからは、「震災をきっかけに、人の役に立つことをしようと介護の世界に入った」というエピソードが寄せられた。メッセージを紹介した清水は、「誰かの役に立ちたい一歩っていいですよね」と感心した様子。そのうえで、「一歩踏みだすことは、こわいし不安。でも、一歩を踏みだし続ける自分でいたいなと思います」と、これからに向けて決意を新たにした。

続いて紹介されたのは、働きながら漫画家を目指しているというリスナーからのメッセージ。「なかなか結果が出ない」と嘆くリスナーに対し、同じ夢を志していたことのある夏は「とりあえず働くこと」とアドバイス。「考える時間があるんだったら、とりあえず動く(ことが大切)。続けてみることが必要」「意外なところで花を咲かせる可能性もある」とエールを送った。

一方の清水は、「あかんかったらやめたらいい。一歩踏みだしてみてから見える世界もあるから、応援していきたい」と背中を押した。

番組終盤、リスナーからのメールを紹介した清水は「(このコーナーは)大事にしていきたい。これから、みなさんの夢をたくさん聞いていきたい」と、”はじめの一歩“を意気込んだ。

※ラジオ関西『Clip木曜日』内「もしもの未来」2024年4月4日放送回より

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