教えます!ガーデニングの「きほんのき」
か弱そうに見える可憐な花たち。実は案外タフなところもあり、育て方をマスターすれば初心者でも一人前のガーデナーとして仲間入りできます。
記事の最後には「手間いらずで育つ植物」を参考価格とともに紹介します。
春まっさかりのこの時期、店頭に並んでいる品種を集めています。ぜひ参考にしてくださいね。
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この記事で紹介する、ガーデニング「きほんのき」苗の選び方~育て方&手間がかからず育てやすい花
苗の選び方から育て方までの基本
- よい苗の選び方
- 育つ環境の確認
- 土づくり
- 苗の植え方
- 水やりの基本
- 元肥と追肥
手間のかからないオススメ品種
- リナリア
- ネモフィラ
- リビングストンデージー
- ネメシア
- ペチュニア
ガーデニング【きほんのき】苗の選び方から育て方まで
よい苗の選び
店頭に並ぶ苗の中から「よい苗」を見つけ出すには、葉の茂り方や茎の太さ、根の張り具合がチェックポイント。持ったときにぐらつきがなく、たくましさを感じるような苗を選びましょう。
育つ環境の確認
植物は日当たりで育てれば間違いなし!と決めつけるのは失敗のもと。もちろん光合成には光が不可欠ですが、強い日差しが苦手なタイプもあります。
商品札の添え書きを読んだり店員さんにたずねたりして、自分の庭の環境に合っているかどうかを確認しましょう。
土づくり
植物が元気に育つかどうかは、土壌のよしあしが大きな決め手。「通気性がよい」「排水性とともに保水性もある」「有機質が豊富に含まれている」の3つの条件を備えたものがよい土と言えます。
初心者は市販されている園芸用培養土から始めるのがオススメ。慣れてきたら赤玉土6:腐葉土4の割合で、自家製用土を作ってみるのもよいでしょう。
苗の植え方
苗をポットから引き抜き、細い根がグルグル巻きになっていたら、手で優しくほぐしてあげます。植える場所に穴をあけて苗を植え込み、すき間に土を入れていきましょう。
複数株植えるときは生長を見越して、株間にゆとりを持たせます。植え終わったら株元を軽く押して周りの土となじませましょう。
水やりの基本
水やりは「土が乾いたらタップリと」が原則です。こまめに少しずつ与えると常に土が湿った状態になるので、乾湿のメリハリを意識して水やりしましょう。
気温が高いと水がぬるま湯になってしまうので、できるだけ午前中の涼しい時間帯に水やりするのがオススメです。
元肥と追肥
「元肥」とは植え付け時に施す基礎となる肥料で、「追肥」は生育を促進させるために後から与える肥料。市販の培養土には元肥が含まれていますが、土を自分で作る場合は緩効性化成肥料を混ぜます。
追肥は液体肥料や土の上に置く固形肥料を使いましょう。肥料の与え過ぎはかえって植物を傷めることになるので、適切な時期に適量を心がけてください。
ガーデニングの「きほんのき」が分かったところで、次はガーデニング初めてさんにおすすめの「手間のかからない植物 厳選5種」を紹介します。 ぜひ最後までチェックしてお気に入りの花と出会ってくださいね。そして、園芸店やホームセンターで苗を選んでみましょう!
【ガーデニング初心者におすすめ!】手間がかからず「育てやすい花」厳選5種
リナリア
- 学名:Linaria
- 分類:オバコ科ウンラン属
淡いパステルカラーの花色が春にピッタリなリナリア。細い茎に咲く小花が愛らしく、野趣あふれる花姿です。花からは甘い香りも漂います。※参考価格:200~300円前後(3号ポット苗)
ネモフィラ
- 学名:Nemophila
- 分類:ムラサキ科ルリカラクサ属
ネモフィラは広い敷地で一面に咲く姿が春の風物詩として人気。青空のような澄んだブルーのほか、白や黒っぽい花が咲く品種もあります。
※参考価格:200~300円前後(3号ポット苗)
リビングストンデージー
- 学名:Dorotheanthus bellidiformis
- 分類:ハマミズナ科ドロテアンサス属
鮮やかなビビッドカラーの花が美しいリビングストンデージー。葉や葉にはつややかな光沢があり、日が当たるとキラキラと輝きます。
※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
ネメシア
- 学名:Nemesia
- 分類:ゴマノハグサ科ネメシア属
ネメシアはカラーバリエーションが豊富で開花時期が長いのが魅力。細長い茎を立ち上げ、先端に小花が密になって房咲きします。
※参考価格:200~400円前後(3号ポット苗)
ペチュニア
- 学名:Petunia
- 分類:ナス科ツクバネアサガオ属
春~秋にかけての花壇で定番花とされるペチュニア。丈夫で育てやすく、品種改良で豪華な八重咲きや可憐な小花なども出回っています。
※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)
ガーデニングは基礎を学んで「手間いらずの花からスタート」
初心者は昔から花壇やコンテナでよく見かける、なじみ深い花から始めるのがオススメ。
定番とされる花は性質が強く、育てる人のスキルに左右されることなく元気に育ちます。
途中でうまく育たなくなったらもう一度基礎を見直しながら、少しずつ経験を積んでいってくださいね。