「早く忘れたい」敵地でリバプールを3発撃破も…2得点スカマッカの目線は2ndレグへ

リバプール戦2得点のアタランタFWスカマッカ[写真:Getty Images]

アタランタのイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカがリバプール戦を振り返った。『フットボール・イタリア』が伝えている。

アタランタは11日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグでリバプールと対戦。敵地アンフィールドでの一戦を、スカマッカの2ゴールなどで0-3と勝利し、ベスト4へ大きく前進だ。

30分の先制点に始まり、60分の貴重な追加点、さらに終盤の3点目も絡み、よもやの完勝劇に大貢献したスカマッカ。

昨季のプレミアリーグ挑戦が失敗に終わり、1年でセリエAに戻ったストライカーは、決して順調な今季を歩んでいなかったが、3月15日に行われたELラウンド16・2ndレグのスポルティングCP戦を皮切りに、公式戦5試合4時点と調子を上げていたなかでのvsリバプール2ゴールに。

試合後、殊勲の25歳はイタリア『スカイ』で興奮を抑えつつも、その喜びを語る。

「素晴らしい夜だ。誰もが僕ら(アタランタ)の運命はマイナス方向に傾いていると思っていたようだが、僕ら当事者は最初から自分たちを信じていた」

「できるだけ各所で冷静に対処し、勇気を失わないことに努めた結果さ。この種の勝利は、いかなる時も個人ではなくチーム全体での奮闘によってもたらされる。僕のゴールも、チームメイトがいなければ、チャンスすら来なかったはずだ」

「8月に始まった旅(23-24シーズン)…大変な時期もあったけど、何かを信じていれば最後に何らかの形で報われるはずだ。今日はそのひとつだろうね。ただ、まだ試合が残っているし、早く忘れ去りたい。今日は満足しているが、まだ2ndレグがある」

アタランタとリバプールのリターンマッチ、イタリア北部のベルガモに舞台を移す2ndレグは18日に行われる予定。アタランタはホームで3点リードを守れるか。スカマッカはすでに、アンフィールドでの勝利の余韻はなくなっているだろう。

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