川崎市立小学校で児童111人分の指導要録抄本を紛失 教科の評価など個人情報記載

川崎市教育委員会(資料写真)

 川崎市教育委員会は12日、市立東門前小学校(川崎区)の児童111人分の指導要録抄本を紛失したと発表した。抄本には児童の氏名や住所、教科の評価など個人情報が記載されている。

 市教委によると、同校6年の担任教諭5人が3月26日、6年の児童全158人分の抄本を会議室内の金庫から取り出し、抄本を進学先の中学校に届けるために会議室で整理した際に所在が分からなくなった。校内を探したが、現在も見つからないという。

 市教委は「厳重に管理するよう周知する。抄本の電子化も検討したい」としている。

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