女子高生3人が水のないプールで会話劇 山下敦弘監督作『水深ゼロメートルから』本編映像

5月3日より新宿シネマカリテほかにて公開される山下敦弘監督作『水深ゼロメートルから』の本編映像が公開された。

本作は、2020年に公開された城定秀夫監督作『アルプススタンドのはしの方』に続く「高校演劇リブート企画」第2弾となる作品。原作は、2019年第44回四国地区高等学校演劇研究大会で「文部科学大臣賞(最優秀賞)」を受賞した徳島市立高等学校・中田夢花による『水深ゼロメートルから』。夏休み、特別補習としてプール掃除を指示された高校2年生たちのさまざまな思いが交錯していく模様が描かれる。

濵尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれが物語の中心となる4名を演じるほか、さとうほなみ、三浦理奈がキャストに名を連ねている。

公開された映像は、夏休みに特別補習で水のないプールに呼び出されたココロ(濵尾咲綺)とミク(仲吉玲亜)、プールの鍵を開けてあげた訳アリ水泳部のチヅル(清田みくり)による女子高生3人の何気ない会話劇のシーン。

山本先生(さとうほなみ)に言われた通り、ミクがひとり一生懸命に砂を掃くシーンから本編がスタート。そこには、時を同じくしてプールの底に横たわるチヅルとプールサイドでメイク直しをするココロ。ミクは倒れてしまったモップを、掃除をしていないココロに差し出すが、「ありがとう。置いといて。」と軽くあしらわれる。ミクが視線を落とすと、そこには水泳用のゴーグルが。「これって?」と問うミクに対して、「水あると思ってたからさ。一応、やる気アピール」と返す。肝心の水着は持ってこず、最悪制服のまま泳ぐという強行突破という手段も考えていたというココロ。それから、3人による「山本先生」や「メイク」の会話が続いていく。

また、山下監督とメインキャストが登壇する完成披露上映会の開催が決定。チケット販売は、4月16日0時よりHUMAXシネマズ公式サイトにて開始される。

(文=リアルサウンド編集部)

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