冨永愛と世界を変えた“ファッション”に迫る「ラスト ルック」。初回ゲストは町田啓太

NHK総合では4月20日から、冨永愛がMCを務める新番組「ラスト ルック~世界を変えた一着~」(深夜0:10)を放送。初回のゲストに、町田啓太を迎えておくる。

服は、古くから人々の暮らしや時代のあり方と密接に結びつき、時に社会現象すら巻き起こし、さまざま“世界”を大きく変えてきた。「ラスト ルック」は、世界的なモデルの冨永がゲストと一緒に、“世界を変えた一着”がどのようにして生まれ、何を変えたのか、貴重な映像やさまざまな人々の証言とともに現代史をたどっていく教養エンターテインメント番組。ナレーションを永瀬正敏が担当する。

初回は「コム デ ギャルソン」のファッションデザイナー・川久保玲氏の「Holes」(ホールズ)に迫る。川久保氏は、半世紀にわたって新しい服作りに挑み続け、2023年には文化功労者に選ばれるなど、これまで国内外さまざまな賞を受賞。17年には、ニューヨークのメトロポリタン美術館において、存命中のファッションデザイナーとしてはイブ・サンローラン氏と並んで史上2人目となる特別展が開催されるなど、そのクリエーションは世界中で高く評価されている。

番組では、川久保氏が42年前に発表した「Holes」がどのようにして生まれたのか、そして「Holes」が変えたといわれる当時の価値観などをひもといていく。さらに、川久保氏から寄せられたメッセージも紹介。川久保氏が考える“服作りへの思い”や“生き方”が明かされる。

新番組のスタートに際し、「ファッションをテーマに扱う番組自体がとても少ないので、今回の企画はとてもありがたいと思いました」と喜びを口にする冨永。「『コム デ ギャルソン』というブランドは、ブランドの意向もあって、取材に応えていただくことがなかなかないと思うのですが、『コム デ ギャルソン』そして川久保玲さんの生き方やデザインを深く掘っていけたんじゃないかなと思います。川久保さんには、実際に何回かお会いしたこともありますが、非常にストイックで自分の世界観をもった、ある意味“孤高のデザイナー”という印象がありました。しかし、今回VTRを見て、川久保さんの人としての優しさに触れられた気がして、私の中でも印象が変わりました。日本のファッションを牽引してきたブランドの一つである『コム デ ギャルソン』に私たちはすごく影響を受けているということが非常に面白いと思うんですよね。そういう気付きや新たな発見がきっとあると思うので、楽しみに見ていただきたいなと思います」と充実した内容について触れている。

町田は「僕は普段役者をやらせてもらっていますが、ご縁あって、段々とファッションのお仕事もさせていただけるようになり、ファッションにすごく興味をもつようになったので、そのファッションの魅力をひもとく番組はすごくいい企画だなと思いました。まして、冨永さんが司会をやられると聞いて、楽しみに思わない人はいないでしょう!と思います」と期待を語る。

続けて、「ファッションは“人”が作るものですが、その“人”を知ることができる機会はなかなかないと思うんです。もちろんそのブランドの概要やブランド性、どんな理念をお持ちかということはなんとなく分かりますけど、それ以上はなかなか知り得ない中、収録ではVTRでひもといて見せていただけたので、純粋に子どもが新しいゲームに夢中になるような感覚で楽しめました。きっとどんな方が見ても面白いでしょうし、新しい発見や驚きが絶対にある番組だと思うので、ぜひ多くの方に見ていただきたいです」とアピールしている。

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