雨上がりの「駅のベンチ」に思わず目を疑う 座れば大惨事になる仕様が話題に

「穴に雨水が溜まった、駅のベンチ」がX上で話題になっています。

投稿したのは、Xユーザーの@sqmfasterさん。

当ポストは2024年4月11日時点で7万9000件を超えるいいねを集める大反響となっています。

駅のベンチが話題となったことに関連し、記事後半では「ベンチを活用して、住みよい街づくりに取り組んでいる地域や補助金制度」についても紹介します。

※投稿された写真は【写真2枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

ベンチの「丸い窪み」に溜まった雨水

ベンチに溜まった雨水

「これね、穴を開けたせいで水が溜まっちゃってる駅のベンチ」

そんなコメントとともに投稿されたのは1枚の写真でした。そこに収められているのは、駅に設置されていたという「木製のベンチ」ですが…。

ベンチには、座る場所と思われる「丸い窪み」が3箇所あります。よく見ると雨水が溜まり、水分が木材に染みこんで窪みの部分だけが茶色となっています。

思わず目を疑う「ベンチ」は、座ったら大惨事

ベンチに溜まった雨水

雨水がたまった駅のベンチが投稿されると、ポストにはあっという間に7万件を超えるいいねが集まる大反響となりました。

その光景を目にして、さまざまな想像を膨らませた人も多いようです。

コメント欄には「座ったら大惨事になるやつ(笑)」「カブトムシのエサみたい」「みたらし団子のよう」といったコメントが集まり賑わっています。

一方で「デザイン設計ミス」「屋内用では?」など物議を醸す人々も

思わず見入ってしまうような光景ではありますが、屋外のベンチに「排水穴」が空いていない点は不思議です。

ポストには写真の状況を楽しむコメントが集まった一方で、ベンチについて物議を醸すXユーザーも多く現れました。

「デザイン優先の敗北」「プロでもミスをすることがあるんだな」「水抜き穴を開けようと思わなかったのだろうか」など、デザインに関して疑問を抱くといった声が上がっています。

それに対して「もともと屋内用に設計されている物なのでは?」「屋内で、窪みにクッションを入れて使っていたのを、何らかの理由で屋外に設置したのではないか」といった推測も。

真偽のほどは明かされていませんが、雨水が溜まったベンチに座ってしまうことのないよう、充分に留意したいですね。

これね、穴を開けたせいで水が溜まっちゃってる駅のベンチ pic.twitter.com/MPnQTb61n2

— ◭ (@sqmfaster) March 30, 2024

ベンチの設置で「ユニバーサルデザインのまちづくり」に取り組む地域も

「駅に設置されたベンチ」が話題になったことに関連して、ここからは「住みよいまちづくり」のために「ベンチ」を活用している地域について紹介します。

東京都世田谷区では、まちなかに休憩できる場を増やすことによって「いっそう多くの人が、さまざまな活動に参加できる地域社会の実現」を目指しています。

気軽に外出できるユニバーサルデザインのまちづくりの推進に向けて「ベンチの設置費用補助(ユニバーサルデザイン生活環境整備補助金)」といった制度も設けています。

ちなみに、補助対象者は「商店、商店街、社会福祉法人等(個人住宅への設置は対象外)」となっており、補助額は「1台あたり上限3万5000円、1団体あたり上限10万円。ベンチ購入費又はベンチ製作費に対して、全額補助」となっています(条件の詳細や手続き方法等は、世田谷区ホームページをご確認ください)。

外出中に気軽に休憩できる場所が多くあれば、安心して地域を移動することができそうです。街でよく見る「ベンチ」ひとつでも、街の住みよさにつながっているといえるでしょう。

ときには「街のベンチ」に目を向けて歩いてみては

いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「窪みに雨水が溜まった、駅のベンチ」を紹介しました。

雨が降ったことによって、芸術作品のごとく幻想的な雰囲気になっていたベンチ。

街を歩いている際に、意識的に「ベンチ」に目を向けることは多くないかもしれませんね。たまには「どんなベンチがあるか」に目を向けて歩いてみると、ポストのような新しい発見に出会える可能性がありそうです。

参考資料

  • @sqmfaster
  • 世田谷区 ベンチの設置費用補助(ユニバーサルデザイン生活環境整備補助金)のご案内

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