クリーン・テクトが破産申し立て準備 福島のとび・建設業

 東京商工リサーチ福島支店によると、とび・建設関係工事業のクリーン・テクト(福島市)は12日までに事業を停止し、破産申し立ての準備に入った。負債総額は約3億円。

 同社は2013年、除染業務を目的に設立された。最近では太陽光発電所の造成工事を手がけ、23年4月期の売上高は過去最高の10億7千万円を計上していた。だが、施工面は外注依存度が高かったことから低収益が続き、余裕の少ない資金繰りが続いていた。発電所関連の工事が落ち着き、人件費や外注費の高騰などから収益はさらに悪化。資金繰りが限界に達したことから事業継続を断念した。

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