川崎チョン・ソンリョンを「日本で最も影響大きい」と韓国絶賛のワケ。去就は…

チョン・ソンリョン 写真:Getty Images

川崎フロンターレ所属の元韓国代表GKチョン・ソンリョンは、今月13日に明治安田J1リーグ第8節セレッソ大阪戦でのスタメン出場が予想される中、韓国メディアから日本での実績を称賛されている。

韓国メディア『MKスポーツ』が今月12日に伝えたところによると、川崎で9年目を迎えているチョン・ソンリョンは、同クラブの一員として通算323試合に出場し、121度クリーンシートを達成。出場試合数は外国人選手の中でクラブ歴代2位であるほか、Jリーグの歴代外国人守護神でも2番目の多さだという。

川崎で4度のJ1優勝、2度の天皇杯制覇を成し遂げているベテランGKについて、『MKスポーツ』は「彼は川崎で9個のタイトルを獲得したほか、2017シーズンから2年続けてクリーンシート回数最多を誇るなど、個人記録も樹立している。単に失点を減らすのではなく、GKという範疇を超えたチーム全体への影響は、名実ともに日本プロサッカー界で最も大きい」と指摘。川崎での通算出場試合数やクリーンシート達成回数に触れた上で「J1リーグのレジェンドGKと呼ぶにふさわしい」と主張している。

長年正守護神の座を守ってきたチョン・ソンリョンだが、今季はJ1第2節ジュビロ磐田戦で2408日ぶりとなる1試合5失点という不名誉な記録を樹立。その後は2試合続けてGK上福元直人にスタメンを明け渡していたが、レギュラー奪還に成功している。

なお、チョン・ソンリョンの去就については、韓国メディア『エキスポート・ニュース』が昨年12月の時点で「彼は可能な限りプレーを続けるが、チャンスがあれば韓国に復帰するという余地を残している」とリポート。将来的な母国復帰の可能性を指摘していたが、2023シーズン終了後に実現することはなかった。

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