【一年草ガーデニング】春~秋まで途切れることなく咲く「花期の長い一年草」厳選8種

花付きや返り咲きをよくする裏ワザ<ガーデナー歴30年の筆者がこっそり教えます>

一年草はワンシーズン限りで枯れてしまいますが、長い期間咲き続ける品種が数多くあります。しかも多年草と比べると価格が低めなので、コスパもバツグン。

今回はガーデニング歴30年の筆者が経験をもとに、今植えると秋まで繰り返して咲く一年草のオススメ品種を、参考価格とともに紹介します。

記事の最後には花付きや返り咲きをよくする裏ワザもこっそりとお伝えしますので、一年草を育てるときの参考にしてくださいね。

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この記事で紹介する「春~秋まで咲き続ける品種8選」&「花付きや返り咲きをよくする裏ワザ」

【写真1枚目/全10枚】ずっとキレイな花に咲き続けてもらうには?2枚目以降の写真で紹介します「春~秋まで咲き続ける花」&「キレイが長持ちする裏ワザ」

春~秋まで咲き続ける花8選!

  • ペチュニア
  • ジニア
  • トレニア
  • マリーゴールド
  • ニチニチソウ
  • ロベリア
  • ベゴニア
  • センニチコウ

花付きや返り咲きをよくする裏ワザ

  • 日当たりのよい場所で育てる
  • 花ガラをこまめに摘み取る
  • 間延びしてきたら切り戻しする
  • 活力剤や肥料を与える

春~秋まで途切れることなく咲く「花期の長い一年草」厳選8種

ペチュニア

ひらひらと揺れる花姿がキレイな「ペチュニア」
  • 学名:Petunia
  • 分類:ナス科ツクバネアサガオ属

花色や花姿が豊富で、盛んに返り咲きして咲くペチュニア。しだれるタイプはハンギングに、こんもりとまとまるタイプは花壇の縁取りや寄せ植えに最適です。※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

ジニア

百日草とも呼ばれる「ジニア」カラフル鮮やかな花でお庭を明るく
  • 学名:Zinnia
  • 分類:キク科ヒャクニチソウ属

ジニアは「百日草」と呼ばれるだけあって、花期の長さでは他にひけをとりません。暖色系の花が庭を明るく華やかに彩ってくれます。

※参考価格:200~300円前後(3号ポット苗)

トレニア

ナツスミレとも呼ばれる「トレニア」暑さに負けず元気に花咲く!
  • 学名:Torenia
  • 分類:アゼトウガラシ科ツルウリクサ属

耐暑性が強く夏も元気いっぱいに花を咲かせるトレニア。やや暗い場所でも育つので、日当たりに恵まれない庭にも植えられます。

※参考価格:200~300円前後(3号ポット苗)

マリーゴールド

ビタミンカラーが鮮やかな花壇の定番花「マリーゴールド」
  • 学名:Tagetes
  • 分類:キク科マンジュギク属

マリーゴールドは黄色やオレンジのビタミンカラーが鮮やか。ボリューミーな花が密になって咲くので、昔から花壇の定番花として親しまれています。※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

ニチニチソウ

毎日つぎつぎと新しい花が咲く「ニチニチソウ」
  • 学名:Catharanthus roseus
  • 分類:キョウチクトウ科ニチニチソウ属

花の寿命は1日限りですが、毎日つぎつぎと新しい花が咲くニチニチソウ。シンプルな一重のほかに、品種改良でフリンジ咲きなど珍しい品種も登場しています。

※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

ロベリア

蝶のような可憐な小花を楽しみたい「ロベリア」
  • 学名:Lobelia
  • 分類:キキョウ科ミゾカクシ属

ロベリアは蝶のような小花が可憐。株を覆いつくすように無数の花が咲き広がります。ハンギングにするとしだれる姿が涼やかです。

※参考価格:200~300円前後(3号ポット苗)

ベゴニア

公園や街並みでもおなじみの「ベゴニア」
  • 学名:Begonia
  • 分類:シュウカイドウ科シュウカイドウ属

昔からなじみ深く、庭だけでなく公園や街並みでもよく見かけるベゴニア。強健な性質で初心者にも育てやすく、春から晩秋まで長い間咲き続けます。

※参考価格:100~300円前後(3号ポット苗)

センニチコウ

カサカサしたボールのような花が可愛い「センニチコウ」
  • 学名:Gomphrena
  • 分類:ヒユ科センニチコウ属

センニチコウはボール型でカサカサした手触りの花が特徴。暑さや乾燥に強く、猛暑の夏でもほとんど手間いらずで育ちます。

※参考価格:200~300円前後(3号ポット苗)

春~秋までキレイに咲き続けてくれる「花期の長い一年草」。この春こそ、ぜひお庭に迎えてみませんか? そこで次では「花付きや返り咲きをよくする裏ワザ」を、ガーデナー歴30年の筆者がこっそり教えます!

花付きや返り咲きをよくする裏ワザ<ガーデナー歴30年の筆者がこっそり教えます>

お花の「キレイ」を長持ちさせるためには?

日当たりのよい場所で育てる

基本的に植物は日陰より日なたで育てるほうが、花付きがよくなります。ただし夏の直射日光は苦手という品種もあるので、性質をチェックして適した環境下で管理しましょう。

花ガラをこまめに摘み取る

花ガラを放置すると種ができて、植物は「子孫が残せたのでもう大丈夫」と開花をストップします。できるだけ長い間たくさん咲くように、枯れた花はその都度摘み取っておきましょう。

間延びしてきたら切り戻しする

先端にだけ花が咲いて茎が徒長してしまったときは、思い切って短く切り戻すのがオススメ。株をリフレッシュすることで、途中から脇芽が盛んに出て花数が増えます。

活力剤や肥料を与える

花が咲き続けると栄養不足になるので、開花を促進する効果のある活力剤や肥料を与えましょう。与え過ぎはかえって根を傷めるので、頻度や量を守ってあくまでも補助として活用してください。

花期の長い一年草で秋まで華やかなガーデン

半年以上もの間咲き続ける一年草は、庭をローメンテナンスにしてくれる強い味方。カラフルな花色がそろっているので、秋まで華やかな彩りを楽しめます。

紹介した裏ワザも駆使しながら、より長い期間美しい花を満喫してくださいね。

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