13日午前6時5分ごろ、横浜市神奈川区の瑞穂ふ頭東側の沖で、「乗組員が1人、海中に転落した。救助を願う」と、千葉県木更津港に所属している貨物船「大栄丸」(長さ約45メートル)の男性船長(66)から118番通報があった。転落したとみられる男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
横浜海上保安部によると、同部の巡視艇が現場海域に急行した。海域では「大栄丸」の男性甲板員(62)が、転落したとみられる男性機関長(44)を海面で抱きかかえている状態だった。巡視艇に引き上げたところ意識不明だった。機関長は横浜市内の病院に救急搬送された。
大栄丸は当時、砂利や砂を積んでいて、瑞穂ふ頭に近い鈴繁ふ頭(同区)に入港する予定だった。
同部などが転落の状況や、死因を調べている。