Bリーグ“モテ男No.1”歴代最高得票・金近廉選手「今度はパリでプレーする姿を見せたい」

代表に選ばれて、パリでプレーする姿を見てもらいたい。

金近選手がバスケットボールを始めたのは小学校低学年の頃。

「兄がバスケットボール部に入っていたので、そのチームの人たちと、家の前の公園で暗くなるまでバスケットボールをしていたんです。シュートを決めた瞬間が、何より楽しくて。プロになってからは、ファンの方たちが一緒に喜んでくれるので、その嬉しさを一層感じています」

現在、21歳。ジェッツでは年下組。

「30代、40代のベテラン選手も多いチームではありますが、上下を感じることはなく、風通しがいい。チームメイトからは“かねち”とか“廉”と呼ばれています。キャプテンの富樫勇樹選手は、“かねち”と呼んでくれていますが、試合中のピリッとした場面では“廉!”になることも。気が引き締まります(笑)」

大学時代のポジションは、高身長の人が就くパワーフォワードやセンターだったが、プロに入ってからはスモールフォワードにスイッチ。

「以前とは仕事が全く違うので、シーズン前半はうまくいかないことも。でも、中盤くらいからは慣れてきて、スモールフォワード特有のディフェンスの多様さが楽しくなってきました。今シーズンも残りわずか。昨季ジェッツは準優勝と、悔しい思いで終わった試合を僕もベンチで観ていたので、今季はリベンジできるように、チーム一丸となって優勝を目指しています」

7月には、男子日本代表も出場するパリ五輪が開催。金近選手は、代表入りを期待される一人。

「昨年のワールドカップでは、最終選考で外れてしまって…。やはりワールドカップやオリンピックという大舞台で世界の選手と対戦することは、バスケットボール人生において大きな経験になると思いますし、応援してくれている方たちのためにも、今度はしっかり選ばれて、パリでプレーする姿を見せたいです」

2月のバレンタイン時期に開催された「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦 2024」では見事、1位を獲得。しかも、歴代最高得票数という快挙を成し遂げた。

「みなさんが毎日投票してくれたり、SNSで応援メッセージをもらったりして、本当に嬉しかったですね。昨年1位の河村勇輝の得票数を上回ったことも(笑)。(“さん”づけでないのは)大学の先輩ですが、1個上は同級生みたいなものなので」

イベントでは特技の3ポイントにかけて“恋する放物線”と甘いキャッチフレーズがついていたけれど。

「せっかくなので…25歳くらいまでこれで頑張ろうと思います(笑)」

かねちか・れん 2003年3月11日生まれ、大阪府出身。身長196cm。’23年、東海大学を2年で中退し、練習生を経て千葉ジェッツに加入。ポジションはスモールフォワード。
©CHIBAJETS FUNABASHI/PHOTO:Keisuke Aoyagi

ジャケット¥17,600 パンツ¥15,400(共にリーバイス フォー ビオトープ/ビオトープ TEL:0120・298・133) インナーパンツ、タンクトップはスタイリスト私物 靴は本人私物

「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦 2024」結果発表!

毎年、Bリーグが行っているバレンタイン企画で、昨年は横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝選手が1位となった「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」。B2、B3を含む全56クラブから各1名がエントリーし、SNSなどでのファン投票で8代目モテ男No.1に輝いたのは千葉ジェッツの金近廉選手。優勝者はananに登場するのが恒例に。2位は宇都宮ブレックスの四家魁人選手、3位は琉球ゴールデンキングスのジャック・クーリー選手。投票の有効ポイント数が過去最高と、大盛り上がり!

【1位】金近 廉(千葉ジェッツ)/96,024票
3ポイントシュートを武器に、チームで存在感を発揮。関西出身でお笑い好き。好きな芸人は千鳥と、かまいたち。
©CHIBAJETS FUNABASHI/PHOTO:Keisuke Aoyagi

【2位】四家魁人(しけ・かいと)(宇都宮ブレックス)/62,578票
アメリカの大学でのプレーを経て、昨年加入。チーム最年少で愛され弟キャラ。3ポイントシュートが得意。
©B.LEAGUE

【3位】ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)/55,151票
試合後の手厚いファンサに定評あり。昨シーズンはリバウンド王に輝くなど、ゴールを守るチームの大黒柱。
©B.LEAGUE

※『anan』2024年4月17日号より。写真・魵澤和之(まきうらオフィス) スタイリスト・井田正明 ヘア&メイク・坂西 透 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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