川崎の中国式庭園でボタンが満開 色鮮やかな大輪咲かせ 21日までまつり

中国式庭園で咲き誇るボタン=川崎市川崎区

 川崎大師平間寺に隣接する大師公園(川崎市川崎区)の一画にある中国式庭園「瀋秀園(しんしゅうえん)」で「牡丹まつり」が開かれ、色鮮やかな大輪が咲き誇っている。21日まで。

 瀋秀園のボタンは5年ほど前から植えられ、紅紫色の「晃花殿」や純白の「梅里雪山」などいまは80株、20種以上が楽しめる。咲き終わりに次の開花のために姿を整える「芽かき」や、1年を通じて大輪を咲かせるために肥料を追加するなど、丁寧に手入れをしてきた。

 13日には満開となったボタンの他、鮮やかな花弁をのぞかせるつぼみがいくつもあり、同園の担当者は「つぼみは200以上確認している。温かくなればもっとたくさん咲く」と話した。

 近くに住む久保美惠子さん(76)は、「どれもきれい。つぼみが一勢に開くのも楽しみ」と破顔した。

 19日は、ボタンや瀋秀園のガイドツアーを行う。午前10時、午後2時からの2回。無料。問い合わせは、同公園管理事務所電話044(276)0050。

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