地域防災の担い手、決意を新たに 横浜の中消防団が発足式 3消防団が統合、効率的に対処へ

中消防団の発足式であいさつする高橋団長(中央)と団員ら=横浜市役所

 横浜市中区にある三つの消防団が統合して誕生した「中消防団」の発足式が13日、同市役所で開かれた。130年の長い歴史を持つ3消防団の新たな門出を多くの関係者が見守り、団員たちは地域防災の担い手としての決意を新たにした。

 中消防団は、伊勢佐木、加賀町、山手の3消防団が合流して創設された。組織が一つにまとまることで指揮命令系統が一本化され、より効率的に災害に対処する狙いがある。現時点の団員数は約430人という。

 発足式は2部に分けて行われた。第1部では副団長がスライドを使って同消防団の役割などを出席者に説明し、7分団にそれぞれ分団旗が授与された。第2部は若手団員の司会で進行。親子で消防団に所属している家族が壇上に登場し、入団のきっかけや活動を紹介した。横浜市消防音楽隊と港中学ブラスバンド部による演奏が彩りを添えた。

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