2024年「マスターズ」優勝賞金は約5億5000万円 メジャー超えの高額大会は

ゴルフの祭典「マスターズ」の賞金額は(撮影/高藪望)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(13日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)

大会主催者は13日、今年度大会の賞金額を発表した。総額2000万ドル(約3億622万円)は前年の1800万ドルから11.11%増。優勝者は360万ドル(約5億5119万円)、2位の選手は216万ドル(約3億3071万円)、3位は136万ドル(2億822万円)を手にする。

昨年の「全米オープン」に並ぶメジャー史上最高額に増額。昨年は「全米プロ」が1750万ドル、「全英オープン」が1650万ドルだった。全米オープンを含め、各大会の今年度の金額は発表されていない。

海外の男子ゴルフは近年、賞金額のアップが盛んで、PGAツアー(米国男子)では今季、8試合のシグニチャーイベント(昇格大会)およびプレーオフ2試合で総額が2000万ドルに設定されている。松山英樹が優勝した2月の「ジェネシス招待」もそのひとつ(昇格大会の優勝賞金は400万ドル)。

3月の旗艦大会「ザ・プレーヤーズ選手権」が最高の2500万ドル。30人が出場するシーズン最終戦の「ツアー選手権」は年間ポイントレースの決着も兼ねており、変則的なストロークハンデを設けた4日間大会を制したビクトル・ホブラン(ノルウェー)は昨年1800万ドル(約27億5000万円)を手にした。

2022年にスタートしたLIVゴルフでは各大会で個人戦に総額2000万ドル、団体戦に500万ドルがかかる。どちらも制すると1試合で450万ドル(約6億8900万円)を獲得する。

マスターズが初めて行われた1934年大会の賞金総額は5000ドルだった。

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