「めちゃくちゃおいしかったよ」 初訪日のオーストラリア人が日本でハマった意外な食べ物とは

オーストラリアから初めて日本にやってきたラクランさん【写真:Hint-Pot編集部】

日本の食は、訪日外国人に大人気。寿司やすき焼きなど世界で知られる代表的な和食だけではなく、日本で初めて食べてハマる味わいもあるようです。「日本はいつか絶対に行きたい国のひとつだった」と話すオーストラリア人の男性は、初めての日本滞在でどんな料理に出合ったのでしょうか。

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オーストラリア人が好きになった日本の家庭の味

東京スカイツリーを観光中だったオーストラリア人のラクランさん。南オーストラリア州のアデレードから、初めて日本を訪れたそうです。

約3週間の滞在予定で、この日は東京を満喫中。浅草、秋葉原、渋谷を回り、豊洲にある超大型デジタルアート空間「チームラボプラネッツ」にも行ってきたようで、「おもしろかった」とうれしそう。このあと、高尾山にも登る予定なのだとか。その後は、日光と箱根を観光し、大阪、京都、広島と西へ移動する予定だといいます。

そんなラクランさんが、日本で好きになった味は「みそ味」。みそといえば、日本人になじみのある調味料のひとつで、家庭のみそ汁の味を思い出す人もいるでしょう。実は、みそになじみがない外国人は、発酵した独特の匂いや塩気が強い味わいを苦手に感じることも。ただ、ラクランさんは、とても気に入ったと話します。

「スープとして、食事についてくるみそ汁を飲んで感動したよ。大好きになって、ラーメンもみそ味の『みそラーメン』を頼むんだ」

白米の上にふわふわの卵がのった丼もの

ほかにもラクランさんには、好きになった食べ物があったようです。それは、日本のファストフード「丼もの」。1つの器で食べられる手軽さがあり、白いごはんにおかずの味が染み込んでいるのも、おいしいですよね。

カツ丼や牛丼、親子丼、海鮮丼などさまざまな丼ものがありますが、なかでもラクランさんがハマったのは、ごはんの上にふわふわのカニ玉がのった天津丼。

「甘いソースがふわふわの卵にのっていて、初めて食べたけど、めちゃくちゃおいしかったよ」

諸説ありますが、実は天津丼は日本生まれだといわれています。「早く食べられるものを」とオーダーを受けた中華料理店の店主がカニ玉をごはんにのせ、甘酸っぱいあんをかけて出したのが始まりだそう。地域によっては「天津飯」と呼ぶこともあります。

ラクランさんが日本で食べた天津丼【写真提供:ラクラン】

日本の味に興味を持ったラクランさん。初めての日本で、ほかにもお気に入りの味や料理に出合えるといいですね。

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