三原駅前にシェアショップ ラーメン、玄米料理、チュロス・・・ 整備したのは自動車部品販売会社、にぎわいづくり願い創業地に 広島県三原

「三原駅前をわくわくする場所にしたい」と意気込む社長

 広島県三原市城町のJR三原駅南側に19日、複数の人が交代で出店するシェアショップ「マルシェ・イン・ザ・ルーム」がオープンする。自動車部品販売会社の三城商会(同市古浜)が「駅前ににぎわいを」と創業地の持ちビルの1階を改装。まち歩きの拠点や、本格的に事業を始めたい人たちの交流の場を目指す。

 約60平方メートルに調理スペースやカウンターテーブルなどを整備。飲食店営業と菓子製造業の許可を取っており、利用者は初期費用を抑えられる。飲食3、物販2の最大5店が同時に営業できる。出店料は飲食で月1万9千円(週1回)から、物販は1日5千円。

 現時点でラーメンや玄米料理、チュロス、紅茶、バルーンアート、野菜、手作りベビー用品などの販売を予定する。三城商会の一瀬尚志社長(59)が1年前から説明会や1日限定のマルシェなどを重ね、市内外から出店者15人を集めた。

 一瀬社長は「新型コロナウイルス禍が明けて三原神明市などの祭りは復活したが、イベントがない時の駅前は閑散としている。物件を活用して活性化に貢献したい」と話す。周辺の店舗との連携も思い描く。

 当面は不定休で午前11時~午後6時。出店者は引き続き募る。

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