作業用ゲーム『Spirit City: Lofi Sessions』でゲームライターの作業効率は上がるのか!?チルな雰囲気に癒やされながら原稿作業してみた

作業用ゲーム『Spirit City: Lofi Sessions』でゲームライターの作業効率は上がるのか!?チルな雰囲気に癒やされながら原稿作業してみた

ゲームライターである筆者は、媒体を問わず毎日なにかしらの記事を書いています。作業効率を上げるためにデュアルディスプレイを導入しており、毎日バリバリ執筆しているのですが……XにYouTube、Discordにゲームなど誘惑はたくさん。気がついたらぼーっと仕事以外のものを見てだらだらと時間を過ごしてしまうことも多々あります。

幽霊撮ってバズれ!死んでも撮れ高なマルチプレイホラー『Content Warning』をフレンドと遊ぶと超盛り上がる理由【特集】

集中力上げないとなぁ……というのが最近の悩みだったのですが、いつも通りGame*Sparkを覗いてみるとなんと『Spirit City: Lofi Sessions』という作品が「作業用ゲーム」として紹介されているではありませんか!記事を見た筆者は、即決で購入しました。本記事では、本作を使って作業を行ってみた感想をお届けします。

自分だけの癒やし空間を作ろう

作業の前に、自分のキャラを作るところからスタート。サイズを調整するというよりも用意されたパーツを組み合わせて理想のキャラを作るというタイプのキャラメイクですが、可愛らしいキャラを作ることができます。

性別の隔てはなく、体型はスライダーで調整できます。自身の写し身を作るのはもちろん、なんとなく好みのパーツを選ぶだけでもイイ感じに仕上がるでしょう。

筆者はこんな感じにしてみました。うーん、やっぱり姫カットは良い。耳はネコ耳の他、鬼のツノやヤギのツノなどさまざまな種類が用意されています。

キャラを作ったら、さまざまな機能をチェックしてみましょう。画面下部の「音楽」ボタンを押せば、約100曲ほど用意されたチルなBGMを選んで再生できます。

加えて、環境音を追加することも可能。暖炉のパチパチという音や、優しく雨が降るサーッという音、レコードノイズのプチプチという音や、鳥のチュンチュンという鳴き声など、とにかく耳に心地よい音が揃っています、同時に再生することも可能なので、自分好みの環境音を作ってみましょう。

環境音を追加すると、暖炉が点いたりレコードが回ったりとそれに応じたアニメーションを見ることができます。音無しでアニメーションのみの再生もできるため、暖炉が燃える暖かいアニメーションを見ているだけでもなんだか落ち着いた気分にさせてくれます。

部屋のレイアウトはそのままですが、壁紙・家具の色や模様、時間帯や服装なども変更可能。キャラが座る場所や行動も指定できるので、とにかく自分好みの癒やし空間を作ることができちゃいます。

原稿作業スタート!

それでは、原稿作業に入ってみましょう。いろいろと記事は溜まっているのですが、まずはドラマ版「Fallout」にあわせた記事を執筆していきます。締切に余裕があったためそれなりの文量はちまちまと進めていましたが、今回は一気に仕上げまでいきたいところです。

本作にはToDoリスト機能が用意されており、直近でやらなければならないタスクをリストアップできます。常に画面に表示しておけるので、忘れたくないタスクはここに整理しておきましょう。

大きな特徴は、ポモドーロ・テクニックを実践できるという機能です。ポモドーロ・テクニックとは25分間作業を行い、5分休憩するということを繰り返す作業時間のテクニックで、生産性が上がるとされています。何度か繰り返したら、15分から30分の大きな休憩を取ります。

本作ではそんなポモドーロのタイマーを組むことが可能で、作業時間と休憩時間、そして何セット行うかを調節できます。筆者はかつてこの方法を試したことがありましたが、いちいちタイマーをセットするのが面倒になってしまい、結局やらなくなってしまいました。しかしながら、本作でふたたび試してみたところ、確かに集中力が適度に続きます。

むやみにやるときよりも明確に「5分休憩」というご褒美が定期的にセットされているので、とりあえず作業時間中は集中するぞ!という意識になるのが良いですね。最初にタイマーをセットすれば後はしばらくいじらなくていいのも良い点です。

※公式にアップロードされた音源を聴きましょう。

本作ではチルな音楽だけでなく、アプリ内からYouTubeにアクセスできます。自分の好きな音楽をかけて作業するのも良いですし、作業中はチルな音楽、休憩の間にノリノリな音楽を1曲聴く……という使い方も良さそうです!

筆者は集中することと同時に、なにかを習慣づけることも苦手。ゴミ出しの日などはしょっちゅう忘れてしまいます……。本作に備わっている習慣チェックリストにはさまざまな習慣を記録することが可能で、曜日ごとにチェックリストを作れます。

加えて、日々の雑記を記すジャーナル機能があります。こちらは長文を書くことができる機能で、思っていることやアイデアを記しておくことが可能です。体の調子や目標達成度などいくつかのお題も用意されているので、文章を書くトレーニングにもなりそうです。このゲーム、常に起動しておきたくなる……。

うまく集中力を継続させた結果、記事が完成!諸々をまとめて編集部に提出し、無事ドラマ放映前に掲載することができました。嬉しい!

本作には通貨のようなシステムがあり、毎日のログインやタスク、タイマーの完了などで得られるEXPを溜めることで入手可能です。通貨では部屋や家具の新しい柄やキャラの服装などをアンロックできるため、より可愛い空間に彩るために毎日作業するモチベーションが上がります。

部屋に隠れたスピリットたちを見つけるという要素もやる気が高まります。スピリットたちはキャラの場所を変えたり、環境音を変えたりと気分転換することによって見つけられるため、毎日やればやるほど見つかります。

いずれも可愛すぎるデザインのものばかりで、見ているだけで癒やし。着替えメニューから選択すればおともとして設定できるので、ペットに癒やされるような感覚でいろいろ見つけてみましょう。


『Spirit City: Lofi Sessions』は、とにかく癒やしが詰まった作業用ゲームです。ゲーム的な要素はそれほどありませんが、作業に集中できるツールや目や耳に心地よい機能がたっぷり詰まっており、毎日作業の側で起動しておきたくなります。

サブモニターに設置しておけば、一緒に作業している感も出るのがグッド。集中するのが苦手……という方にはぜひ試してほしい作品です。

『Spirit City: Lofi Sessions』は、PC(Steam)向けに配信中です。

PvE専用の『タルコフ』ライク架空現代ベトナムCo-op脱出シューター『Incursion Red River』配信/英雄の魂から能力を得ていくローグライクACT『蒐命のラスティル』発売日発表/Modを使わず『マインクラフト』で『DOOM』を再現【週刊スパラン4/5~】

150名以上のキャラクターが大集結!謎のダンジョンを攻略する『東方Project』二次創作RPGが正式リリース―採れたて!本日のSteam注目ゲーム11選【2024年4月8日】

新作MMORPG『HIT: The World』でまさかの“プレイヤーvsゲームメディア”実現!“日本向けMMO”もいよいよリリース間近【イベントレポ】

© 株式会社イード