トッテナムとウェストハムはフラムのイングランド人CBトゥシン・アダラバイヨの獲得をめぐり、争奪戦を繰り広げているという。イギリス『Daily Mirror』が報じている。
現在26歳のアダラバイヨはマンチェスター・シティの下部組織出身で2020年にフラムに加入した。今シーズンは序盤戦をケガで欠場したものの、ここまで公式戦23試合に出場し、カルヴィン・バッシーとともにフラムのDFラインを支えている。今シーズン限りでフラムとの契約が満了となるアダラバイヨは、契約延長の交渉を行ったが、今夏にフリートランスファーで退団する意向のようだ。
フラムのマルコ・シウヴァ監督はアダラバイヨの残留を望み、クラブも3月に大幅な昇給を含む新契約を提示したが交渉は実らず、フラムは今夏の退団を覚悟しているという。
1月頃にはイタリアのミランとの関連も報じられたアダラバイヨだが、現在はCBの層を厚くしたいと考えるトッテナムとウェストハムが獲得のポールポジションに立っているようだ。また、スヴェン・ボトマンとジャマール・ラッセルズの長期離脱が決まったニューカッスルの獲得候補に挙がる可能性もあると伝えられている。
またボビー・デコードーヴァ=リードも今シーズン限りでフラムとの契約が満了となる。今季限りで契約が満了となる2人について問われたマルコ・シウヴァ監督は以下のようにコメントを残している。
「私が今言えることは、彼らと彼らの代理人と話し合っているところだ。我々が目指しているのは、来シーズンも彼らと一緒に過ごすことだ」
フラムの指揮官も残留を望むアダラバイヨは、今夏フリートランスファーで獲得できることに加え、ホームグロウン選手であるため、さらなる争奪戦が予想される。来シーズンは何色のユニフォームに袖を通すことになるのだろうか、アダラバイヨの選択はいかに。