15日(月)も全国的に気温が上がり、東北と北陸では29℃予想と真夏日に迫る所も。季節外れの暑さとなるため、熱中症に注意が必要だ。近畿から北日本は晴れるが、西日本は天気が下り坂となり、風が強まる予想。沖縄では大雨のおそれがある。

北の地域で高温　29℃予想も

　14日(日)は各地で気温が上昇し、全国の約3割の地点で25℃以上の夏日を観測した。15日(月)も夏日の所が多くなるが、大陸に向かって南から流れ込んだ暖かい空気が、北日本方面へ進むため、特に北の地域で高温となる予想。

　15日(月)の最高気温は、秋田県の横手や新潟県の長岡で29℃が予想されるなど、真夏日に迫る暑さとなる。福島や山形で28℃、盛岡でも27℃と、7月並みの気温に。札幌は25℃予想で、観測史上最も早い夏日となるかもしれない。

　まだ体が暑さに慣れていない時季であるため、熱中症に注意が必要だ。また、積雪の多い地域では雪解けが進むため、なだれや融雪に注意したい。

西から下り坂　風強まる

　近畿から北日本は高気圧に覆われ、スッキリとした青空が広がる。穏やかな初夏の陽気が続きそうだ。

　ただ、前線が近づく影響で、西から下り坂となる。九州は朝から雨が降りやすく、強まる所もある予想。四国・中国地方は午後から所々で雨が降り、日中晴れる近畿でも夜遅くにパラッと降る可能性がある。さらに西日本は風が強まり、九州や中国地方の沿岸部では暴風のおそれも。折り畳み傘ではなく、丈夫な長い傘を持っておきたい。

沖縄など南西諸島　大雨のおそれ

 　南西諸島は引き続き、15日(月)にかけても活発な雨雲がかかりやすい。局地的には1時間に40ミリの激しい雨が降り、大雨のおそれがある。土砂災害や低い土地の浸水などに注意・警戒が必要だ。また、大気の状態が非常に不安定となっているため、落雷や竜巻などの突風にも気をつけたい。