2050年、子どもの数は? 中国地方の0~14歳推計人口、減少率最大は山口県 広島など4県も30%以上減少

 厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の「日本の将来推計人口(2023年推計)」によると、日本の0~14歳人口は2020年の約1503万2000人から2050年には約1040万6000人と30%以上減少する。47都道府県のうち17道県で40%以上の減少となる。このうち秋田県、青森県など4県は半数を割り込む。中国地方では山口県の減少率が42.2%と最も大きく、他の4県も30%以上減少する。

■広島県と23市町の0~14歳人口
 広島県の2020年の0~14歳人口は約35万4000人。2030年には30万人を割り込み、2050年には約24万1000人と2020年と比べて31.9%減少する。全人口に占める割合は2020年の12.6%から2050年には10.8%に低下する。

■山口県と19市町の0~14歳人口
 山口県の2020年の0~14歳人口は約15万4000人。2045年には10万人を割り込み、2050年には約8万9000人と42.2%減となる。中国地方5県では減少率が最大だ。全人口に占める割合は11.5%から9.6%に低下、中国地方5県で唯一、10%を割り込む。

■岡山県と27市町村の0~14歳人口
 岡山県の2020年の0~14歳人口は約23万3000人。2030年には20万人を割り込み、2050年には約15万8000人と32.5%の減少となる。全人口に占める割合は12.4%から10.4%に低下する。

■島根県と19市町村の0~14歳人口
 島根県の2020年の0~14歳人口は約8万2000人。2050年には約5万3000人と35.6%のマイナスとなる。全人口に占める割合は12.2%から10.6%に低下する。

■鳥取県と19市町村の0~14歳人口
 鳥取県の2020年の0~14歳人口は約6万9000人。2050年には約4万3000人と37.4%の減少となる。全人口に占める割合は12.4%から10.6に低下する。

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