中国の乗用車市場、3月は生産・販売とも前月比増

中国の乗用車市場、3月は生産・販売とも前月比増

第19回中国(長沙)国際自動車博覧会(長沙国際モーターショー)の会場で、展示車両に試乗する来場者(手前)。(2023年12月6日撮影、長沙=新華社記者/陳思汗)

 【新華社北京4月15日】中国汽車工業協会が12日発表した2024年3月の乗用車生産・販売台数は、生産が前年同月比4.7%増(前月比76.7%増)の225万台、販売が10.9%増(同67.8%増)の223万6千台だった。1~3月は生産が前年同期比6.6%増の560万9千台、販売が10.7%増の568万7千台となった。

 3月の乗用車4車種の生産・販売台数はいずれも、前月比で増加した。前年同月比ではクロスオーバーが2桁の減少となったが、セダン、スポーツタイプ多目的車(SUV)、多目的車(MPV)はそろって増加した。

 1~3月の生産・販売はいずれも、SUVが2桁増となり、セダンは小幅に増加し、MPVとクロスオーバーは減少した。

 国内販売台数は3月が5.8%増(同78.1%増)の181万2千台、1~3月が6.2%増の457万7千台だった。輸出台数は3月が39.3%増(同34.6%増)の42万4千台、1~3月が34.3%増の111万台となった。

 同協会は、新車の相次ぐ発売、モーターショーなどのイベント開催、値下げによる販促、第1四半期(1~3月)販売目標の達成に向けた追い込みなどが重なり、3月の新車の販売台数が前月比、前年同月比とも高めの伸びを示したと分析した。

© 新華社