安徽江淮汽車集団、3月の販売台数 前月比27.7%増

安徽江淮汽車集団、3月の販売台数 前月比27・7%増

安徽省合肥市の江淮汽車新港基地の軽トラック生産ラインで働く従業員。(資料写真、合肥=新華社記者/劉軍喜)

 【新華社合肥4月15日】中国自動車メーカーの安徽江淮汽車集団(JAC)がこのほど発表した3月の自動車販売台数は前月比27.7%増の3万7900台だった。輸出台数は3月が前年同月比8.1%増の2万600台、第1四半期(1~3月)が前年同期比24.8%増の5万7600台となった。

 3月は例年、販売の閑散期で、加えて春節(旧正月)明けに自動車メーカーが相次いで値下げを発表したため、消費者の様子見ムードが強まった。こうした背景の下、同社が収めた好調な実績は決して容易ではない。

 車種別にみると、乗用車は、新型MPV(多目的車)「瑞風RF8」が発売以降、消費者の人気を集め、全国各地で次々と納車され、3月のMPV販売台数は前月比62.0%増の好業績となった。新エネルギー車(NEV)は3月が前月比63.9%増、前年同月比2.1倍となり、1~3月では前年同期比49.2%増加した。

 商用車の3月の販売台数は前月比27.6%増となった。軽型・中型トラックは25.7%増、大型トラックは50.6%増、バスは2.3倍となった。ピックアップトラックは世界進出が加速し、3月の世界販売台数は8.9%増の5千台以上となった。

 ピックアップトラックは年初以降、サウジアラビアなどの国・地域に大量輸出された。大型トラックも湾岸地域に大量輸出され、24年の大型トラックの同地域市場における重要な成果となり、グローバル戦略の節目ともなった。湾岸地域での1月以降の受注台数は数百台を超えている。

 バスは、傘下のバスメーカー、安徽安凱汽車(安凱客車)の年初以降の輸出受注台数が1千台を超えた。輸出先は欧米や中東など100以上の国・地域に広がる。

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