テラスカイ、Salesforceビジネスの強化を目的にNTTデータと資本業務提携

テラスカイは、NTTデータと資本業務提携を締結することを取締役会で決議した。

業務提携の内容

NTTデータとテラスカイは、それぞれのSalesforce事業における成長を目的に、Salesforce事業全部についての業務提携を行う。本業務提携には、Salesforce事業に関する新規サービスの企画・開発、相互のブランド力をいかしたデジタル人材の獲得および育成、APACへの共同事業展開、M&Aの実現、相互の人材活用などを通じた各種プロジェクトにおける連携および製品・サービスの販売協力を含み、かかる業務提携を通じて両社のさらなる企業価値の向上を目指す。また、取り組みを促進するため、テラスカイではしかるべき時期にてNTTデータより1名の非常勤取締役の受け入れを行うなど、戦略的な情報交換を実施する。

資本提携の内容

(1)NTTデータがテラスカイの主要株主であるNTTテクノクロスの保有するテラスカイ株式1,384,600株を東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-1)により譲受

(2)NTTデータが670,000株程度を目安としてテラスカイ株式を市場買付けにより取得

(3)テラスカイからNTTデータに本新株予約権(目的株式数670,000株)の割当てを行う

上記(1)および(2)の株式数が2024年2月29日現在のテラスカイの発行済株式総数12,866,380株に占める割合は15.97%であり、上記(1)ないし(3)の株式数の合計が、2024年2月29日現在のテラスカイの発行済株式総数に本新株予約権の目的株式数を加えた株式数13,536,380株に占める割合は20.12%。

なお、本新株予約権は、原則として、2025年2月期から2027年2月期のいずれかの事業年度において、テラスカイの連結損益計算書における営業利益が一度でも25億円を超過した場合にのみ、これ以降行使できることを行使条件としている。

業績に関する見通し

本資本業務提携による取り組みによって、テラスカイはグループ全体で、3年間の合計170億円以上の売上を目指す。なお、当連結会計年度(2025年2月期)のテラスカイ連結業績への影響については現在検討中であり、現時点では業績予想には織り込んでいない。開示すべき事項が発生した際には、速やかに開示する。

NTTデータ 代表取締役社長 佐々木裕氏のコメント

テラスカイグループが当社グループの仲間に加わることを大変心強く思います。当社が日本事業を拡大させるために、Salesforceというデジタルテクノロジーでリーダーポジションにいるテラスカイとの協業は、最適な組み合わせであり、コンサル・導入・効果創出とエンド・トゥー・エンドで迅速かつ強力にお客様のビジネスを支援すると期待しています。またJSOL・クニエをはじめとしたNTTデータグループ各社だけでなく、今回当社がテラスカイ株式を譲り受けるNTTテクノクロスとも連携し、NTTグループトータルでSalesforceケイパビリティ拡大を推進していきます。

テラスカイ 代表取締役社長 佐藤秀哉氏のコメント

このたびの提携で両社が一緒にSalesforceマーケットをさらに拡大してくことを期待いたしております。国内外問わず、企業・自治体のDXを推進されているNTTデータには、それぞれの法人が抱える課題とその解決策に関する知見が多く集まっています。また、我々テラスカイとしては、多種多様な業種のお客様にSalesforceを始めとするクラウドサービス導入を数多く支援いたしております。両社の知見を合わせることでお客様、ひいては日本のDXの推進に貢献していきたいと思います。

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