【陸上】110メートルハードル・村竹ラシッドが進化に自信「目標はパリ五輪で決勝進出」

取材に応じる村竹ラシッド

陸上110メートルハードルで、13秒04の日本タイ記録を持つ村竹ラシッド(22=JAL)が、パリ五輪へ決意を新たにした。

15日に都内で行われたJALアスリート社員の取材会に出席した村竹は、すでにパリ五輪の参加標準記録を突破している。そのため、日本選手権(6月27~30日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)での結果次第で代表に内定となる。「目標はパリ五輪で決勝に進出すること。そのために、1試合1試合を頑張っていきたい」と意気込んだ。

日本のハードル界は村竹と同記録を持つ泉谷駿介(住友電工)、自己ベスト13秒20の野本周成(愛媛陸協)ら強豪がひしめいている。村竹も「(レベルが)高いっすよね。戦いがいのある先輩がたくさんいる。もちろん一緒に走る限りは勝つつもりでやりたい」と真っ向勝負を予告した。

その最大のライバル・泉谷とは、昨年末に鹿児島でともに合宿を行い「シーズンに向かうための合宿という位置付け。一緒にハードルを走ったり、ウエートトレーニングもやった」。昨年は4月の織田記念(広島)で左脚を肉離れするなど、ケガに悩まされた時期もあったが「まだ不透明な部分もあるけど、去年よりも出力が出せそうだなとは感じている」とさらなる進化に自信を見せた。

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